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「日教組本部打倒!」掲げ、教研集会会場前に断固登場

 日教組第59回教育研究全国集会が、1月23日から25日まで山形市を中心に開かれた。日教組本部は、民主党政権下の教研集会を文科省との「パートナーシップ」を謳歌し、組合員を民主党支持へと総動員する場にしようと画策していた。これに対して、全国労組交流センター教育労働者部会は、東北地方の労働者・学生とともに断固たる弾劾の情宣行動に立ち上がった。 日教組本部は、「右翼対策」に名をかりて、教研集会を階級的潮流から遮断することに躍起となってきた。警察権力に要請して会場周辺を全面的に通行止めにし、駐車場ごと会場を柵で囲い込んで要塞化し、宿舎・全体会場・分科会会場間の移動もすべて貸し切りバスで組合員を「護送」するという徹底ぶりだ。


 一昨年来の「日の丸・君が代」レポート排除、被処分者の傍聴排除に加え、今年は、チラシ配布・署名・カンパ禁止、日教組方針に反する発言禁止など、参加者に対する官僚統制をさらに徹底し、一切の批判を封殺しようとしていた。だが、こんな策動が通用するはずもない。
 「金権腐敗、首切りと戦争の民主党支える日教組本部を倒そう!」「民主党・輿石、日教組委員長・中村は小沢の手先だ!」
 早朝、山形駅周辺から全体会場に向かう送迎バスに乗り込む参加者に、次々と民主党=連合政権打倒を訴えるビラや民主党の教育政策を全面的に暴露するリーフ、検修外注化阻止決戦を訴える2・13タブロイド判のカラーチラシがどんどん手渡されていった。バスの待ち時間に、「8・6処分」撤回署名や「君が代」解雇反対署名に応じ、闘わない日教組本部への怒りを表明する参加者も数多くいた。全体会が終了し、分科会に向かうバスが出発する11時には、全体会場の山形ビッグウイング正門前に堂々と登場、「公務員大量首切りの民主党=連合政権打倒」の横断幕が会場正面に掲げられた。日教組本部打倒を呼びかける現場教育労働者のアジテーションが会場に響き渡った。
 会場内からも、民主党政権と日教組本部への怒りの決起がまき起こった。
 中村委員長は、主催者挨拶で、「日教組が、社会的パートナーとして認知された今、私たちの責任は重く大きい」と述べた。”政権与党となった以上、文科省のやることに反対するな”という組合員への恫喝だ。だが、その民主党政権は、何をやろうとしているのか? 文科省からの来賓として教研集会に59年ぶりに出席した高井政務官は、「新学習指導要領の円滑実施をはかりたい」「教員免許制度の抜本改革までは現行制度は有効」などと述べたてた。改悪教基法の具体化推進と免許更新制以上の首切り制度の導入に「日教組の努力と協力をお願いしたい」と言い放ったのだ。この許しがたい発言に対して、参加者から「教員免許更新制いますぐ撤廃! 制度改革許すな!」の抗議ボードが掲げられた。「パートナーシップ」の演出で日教組を民主党政策の手先にしようとする本部の策動は完全に粉砕されたのだ。
 政府・民主党と検察権力が正面衝突するという支配体制のかつてない危機が爆発している。連合、とりわけ日教組出身の輿石らは、小沢擁護の最先兵として立ち現れている。デマとペテンで民主党政権幻想をつなぎ止めることなどもうできない。闘う教育労働者は、検修外注化阻止決戦に総決起し、不起立闘争の爆発で民主党=連合政権打倒へ突き進もう。(A)

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