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結成45周年 動労千葉が記念レセプション

動労千葉は4月6日、結成45周年記念レセプションをDC会館で開いた。1979年3月30日、動労千葉は階級性の貫徹をかけて動労本部からの分離・独立を勝ち取った。以来、国鉄分割・民営化攻撃などの厳しい試練にさらされながら、団結と闘いを守り抜いてきた。レセプションに集まった現役組合員とOB、支援者は、自らの闘いに確信を深めるとともに、その闘いを次世代に引き継ぎ、世界戦争を絶対に止める新たな挑戦を誓い合った。

渡辺剛史書記長がリードして組合歌を斉唱(4月6日 千葉市)

開会のあいさつを佐藤正和副委員長が行い、中野洋元委員長の著書『甦(よみがえ)る労働組合』を引用して、仲間を信頼し団結を崩さず闘えば労働者は必ず勝利できると、自信に満ちて語った。
あいさつに立った関道利委員長は、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争に対する動労本部の統制処分に抗して結成して以来、国鉄分割・民営化反対のストライキや、1047名解雇撤回闘争を生み出した1990年3月のストライキ、JR体制下での外注化阻止闘争などの動労千葉の闘いを振り返った。それは、全日建運輸連帯労組関西生コン支部や全国金属機械労組港合同と共に労働運動再生を呼びかける11月労働者集会と、労働者国際連帯を生み出している。また、戦時国家改造の一環としての廃線攻撃に対し、地域住民と連帯しての新たな闘いも始まった。関委員長は、こうした動労千葉の闘いは労働運動再生の大きな土台をつくっていると強調した。
だからこそ、闘う労働組合に対する攻撃も、戦時下で激化している。港合同昌一金属支部への民事再生法を使った組織破壊、関生支部への弾圧、JRにおける「労組なき社会」化の攻撃を何としても打ち破ろうと関委員長は訴えた。
さらに、岸田政権や財界が「賃上げ」を叫び、軍需産業がいち早く「満額回答」を打ち出した異様な情勢下、動労千葉が3月15~16日の反戦春闘ストを貫徹したことの意義を力説した。連合が産業報国会化する一方で、米ミサイル駆逐艦の入港に対し全港湾が石垣港でストに立ち、徳島新聞でもストが闘われるなど、労働運動は転換期を迎えている。動労千葉の闘いが社会に波及していくのはこれからだ。
関委員長は、世界戦争を止める決戦のさなかでこそ、動労千葉の闘争と組織を次世代に引き継ぐために、全組合員の総力で組織拡大に打って出ようと訴えた。そして、今年の11・3労働者集会に万余の結集を実現しようと呼びかけた。
強固な連帯を共闘団体が表明
来賓のあいさつを三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さん、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが行い、それぞれが動労千葉と出会って以来の歩みを振り返って、共に闘う決意を表した。
OB会の永田雅章会長、家族会の佐藤芳子会長の音頭で乾杯し、参加者は一層の親交を深めた。
長く本部副委員長を務めたOBの山口敏雄さんが結成以来の闘いの歴史と、それを受け継ぐ現役組合員への期待を語った。弁護団の藤田正人弁護士は、裁判闘争とともに戦争阻止へ全力で闘うと発言した。
関生支部の武谷新吾副委員長は、関生弾圧を粉砕するとともに、港合同を守りぬき、8・6広島暴処法弾圧を打ち破ろうと訴え、11・3集会への昨年を倍する結集が弾圧への回答だと強調した。
久留里線と地域を守る会の三浦久吉代表は、廃線は国家予算のすべてを戦争につぎ込むための攻撃だと述べ、戦争阻止の闘いとして廃線に反対すると表明した。
動労総連合水戸の高野安雄副委員長が、同労組結成の決断は正しかったと断言し、動労総連合・新潟の阿部啓輔さんは米坂線廃止阻止の決意を示した。
JAM日本機械工業労組の山口弘宣委員長は、動労千葉支援の闘いが自らの組合も強化すると実践による教訓を語り、スタンダード・ヴァキューム石油自主労組の山川博康さんが「生きている限り動労千葉とともに闘う」と発言した。動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は動労千葉がつくり出した労働者国際連帯の意義を強調し、織田陽介事務局次長は動労千葉のような階級的労働組合をつくり出すと決意を述べた。全学連は動労千葉に学んで闘い、4―6月の反戦大闘争から11・3労働者集会へ攻め上ると宣言した。
動労千葉にかけた人生に悔いはない
本部や支部の役員として長年闘ってきた組合員に、関委員長から表彰状が手渡された。返礼の言葉を述べた組合員はそれぞれ、解雇された仲間の解雇が撤回されるまで闘い続ける意思を表した。85年の分割・民営化反対のストに際し、スト破りを拒否して国労から動労千葉に結集した組合員は、「解雇も覚悟して下した決断は正しかった。動労千葉に人生をかけたことに悔いはない」と、涙ながらに語った。
さらに、45年の闘いの中で解雇された組合員とOBが発言した。1047名解雇当該の中村仁副委員長は、65歳を超えても解雇撤回まで闘い続けると決意を述べた。歴戦を闘いぬいた各OBが、なおも闘う気概を示して現役組合員を激励した。川崎昌浩執行委員がシニア組合員として生涯闘うと宣言し、田中康宏顧問は「動労千葉の組合員は普通の労働者だが、腹を固め時代を真正面から見据えて闘えば、これだけのことはできると実証してきた」と語り、先輩たちがつくり出した団結を土台に、戦争を阻止し労働者の権利を取り戻す決戦に打って出ようと訴えた。
渡辺剛史書記長がレセプションをまとめ、45年続いた動労千葉の歴史を50周年、60周年へとさらに受け継ぐため、全組合員と支援が一丸となって闘おうとを呼びかけた。

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