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「犯罪的政治解決許さない!」4・11秋田で国鉄集会

 4月11日、「国鉄1047名解雇撤回!政府・JR・鉄建公団は責任をとれ!解雇撤回なき政治解決許すな!4・11秋田労働者総決起集会」が、30人を超える結集のもと圧倒的成功裡に勝ちとられた。この日は正午から1時まで、秋田駅前の最も人通りが多いポポロ-ドで、「雇用」も「年金」も完全削除した「政府解決案」と、これに全面屈服した4者4団体の裏切り「合意」に対する怒りを充満させ、国労秋田闘争団・小玉忠憲さんと九州からかけつけた小倉地区闘争団・羽廣憲さんを先頭に、総勢20人余りで街頭宣伝に立った(写真)

 「頑張ってください! 私も仕事をみつけてがんばる!(無職)」「自殺を減らし労働者が住みよい国を!(中学生)」「立ち上がれ青年!」「案を拒否して、なおかつ先をめざす諸君にエ-ルを送ります!」と、社会に対する怒りと激励の声が次々と団結署名メッセ-ジに書き込まれ、多額のカンパが寄せられた。
 午後2時から開始された集会では、主催者を代表してAさんが「解雇撤回なき政府案に4者4団体が合意するという局面を迎えている。本日の集会は、非常に重要な集会になった」とその意義を強調した。
 特別報告にたった鉄運機構訴訟原告の小玉さんは、国鉄1047名解雇撤回闘争は新自由主義を粉砕する分割・民営化絶対反対闘争であり、現在の青年労働者・学生の生活と未来を切り開く闘いそのものであること、そして「今回の解決案は、不当労働行為責任も、謝罪も、解雇撤回もなく、JR職場で国労の旗を守ってきた仲間を踏みにじり、中曽根や松田・葛西・井手ら極悪下手人をすべて免罪するものだ。こんな犯罪的政治解決など絶対に許さない」と声を張り上げた。さらに「私はキッパリ拒否し、裁判も取り下げない!追いつめられているのは民主党・連合政権でありJRだ。団結を拡大すれば必ず勝てる!」と言い切り、「動労千葉が呼びかける全国運動に賛同し、一層の支援・共闘を」と熱烈に訴えた。
 次は5・27被告団でもあり、鉄建公団訴訟原告の羽廣さんだ。「私は解雇時も今も一組合員。意識改革(国労脱退)すれば即JR採用という中で、自分にはウソをつけないから、『人材活用センタ-』に収容されてから結婚したが、おかしいことはおかしいと筋をとおし、子供を抱えながら解雇された。四党合意に反対する我々の除名を狙った、卑劣な逮捕・勾留という5・27臨大弾圧にも勝利してきた。今回の政府案に屈服し裏切った松崎は許せない!こんな屈辱的政治和解は拒否する、裁判も取り下げない!全国をかけまわって仲間をつくり勝利まで闘う!」と決意を語り、満場の拍手を浴びた。
 会場からの活発な質疑応答に続き、連帯の挨拶が地元B労組委員長を筆頭に、国労郡山・仙台市職労・全金本山労組の仲間から行われた。そして圧巻はC工場の青年派遣労働者D君の決意表明だ。「時給850円で月12万円、3ケ月ごとに切られる、これが2000万青年の現実です。これは国鉄分割・民営化から始まった。僕の闘いと国鉄1047名闘争は一体です。ともに闘います!」と、実にすがすがしい決意が本集会の成功を締めくくった。
 政府解決案なるものの反動的正体と国労本部ら4者4団体の裏切りを全面暴露し、怒りを解き放つなら、労働者は必ず立ち上がる。4・11集会は、実に重大な勝利を切り開いた。いざ、4・25尼崎現地闘争の大爆発へ進撃しよう!(秋田TK)

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