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JR西日本入社式で宣伝行動を打ち抜く

s20120404e.jpg 動労西日本、国労共に闘う会、関西労組交流センターの仲間は、4月2日JR西日本入社式闘争を共同の闘いとして打ち抜いた。
 一昨年、昨年を上回るJR西日本の卑劣極まりない妨害体制を打ち破り、新入社員に「外注化阻止・非正規化撤廃」「JRの中に闘う労働運動をつくろう」「4・21尼崎闘争に結集しよう」と訴えた。これに対して、青年から「頑張って」と声が上がるなど、かつてない大きな反響をかちとった。 

 JR西日本は、今年も入社式前日から吹田研修センターに新入社員を集める体制をとった。研修センターに入るのも、吹田駅近くに結集点をつくり、隊列を形成するというやり方だ。入社式当日には、新入社員を7~8人に分け、前後に当局者を張り付ける「護送船団」方式で引率し、ビラを受け取らせない対応をしてきた。昨年以上の体制で新入社員を「防衛」しようと躍起になったのだ。しかし、これこそが闘う労働組合と青年労働者の合流を恐れるJR西日本のぶざまな姿を示している。
 4月2日当日の早朝7時から、動労西日本の大江照己委員長・山田和広副委員長を先頭に、共に闘う国労の会、大阪市職の青年ら動労千葉派が、本社前の梅田交差点制圧、尼崎事故弾劾の横断幕を掲げ、4・21尼崎闘争を呼びかけるビラをまき、マイクを使っての圧倒的宣伝戦を開始した。
 JR西日本は、この事態にいたたまれなくなり、新入社員にアジテーションが聞こえないコースを通らせようと画策した。さらに、国家権力を使って街宣破壊に打って出てきたのだ。
 宣伝隊はこの策動を粉砕し、新入社員全員にアジテーションが響き渡らせた。動労西日本の山田副委員長は、「動労千葉が4月外注化を阻止した闘いの中にこそ、青年労働者の未来がある」「非正規職撤廃・外注化阻止、契約社員制度撤廃を真っ向から掲げ、正規職と非正規職の分断をのりこえ、ともに共に団結してJR資本の安全無視・労組破壊と闘おう」と呼びかけ、大阪市職の青年は、「橋下・維新の会の足下から、労組破壊アンケートや組合事務所強奪と闘う青年労働者の怒りの決起を数百単位でつくり出している」「青年の未来は、青年自らの闘いで切り開くものだ」と強く訴えて新入社員を激励した。2人のアジテーションは、尼崎事故の全責任を高見運転士に押し付け、入社式冒頭から「黙祷」を強制するJR西日本当局を直撃した。
 JR西日本前社長の山崎「無罪」判決でJRの事故責任を押し隠すことなどけっしてできない。JR西日本からの青年労働者の決起は不可避だ。それを実感させる闘いとしてJR西日本の入社式闘争はかちとられた。4・21尼崎闘争をやり抜き、6・10国鉄闘争全国運動大集会に突き進もう。(関西・K) 

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