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泉佐野市議選勝利へ、泉州住民と全関西労働者が総決起

 5月市議選を控えた泉佐野市では、首切りと民営化の「財政健全化計画」絶対反対、関空の軍事空港化絶対反対の宣伝が市内を席捲し、市職労働者と住民の中に闘いの機運が強まっている。4月11日泉の森ホール大会議室で行われた関西新空港絶対反対泉州住民の会の26回目の総会と、国賀(こくが)祥司市議の市政報告会には、会場を満杯にする110人が集まった。
 第1部・泉州住民の会総会では会計の小林さんが活動報告を行い、事務局長である国賀議員が2010年度方針案を提案し、15人の役員を選出し満場の拍手で確認された。総会には泉州住民の会代表を長年つとめた三里塚反対同盟の森田恒一さんから激励のメッセージが届いた。

 第2部・市政報告会では、「こくが祥司と語ろう会」会長の井上さんが「5月市議選に総力をあげて闘い必ず勝利しよう」とあいさつ。末光道正・八尾市議が「9割の労働者を首切り非正規化する攻撃に労組執行部が屈服している中、密室政治を暴露し労働者住民と一体となって先頭で闘う議員が絶対必要」と訴えた。上村敏行・関西労組交流センター事務局長は、「全関西の労働者も泉佐野市議選に駆けつけ共に闘う」とあいさつ。
 続いて国賀議員が市政報告と決意を語った。①5月選挙は20議席を22人で争う少数激戦となった。当選ラインは1800票に上がる。②議会の中でただ一人空港関連事業のすべてに反対を貫いてきた内容を語り、「1200億円もの借金はすべて大手企業がボロもうけしたもの。労働者と住民が犠牲になる筋合いは全くない。銀行に借金を返すために労働者住民は何十年も奴隷になれという健全化計画は反対以外にない」と怒りと説得力をもって暴露し、「税収年200億円の市が借金返済に回せるのはせいぜい10億。1200億円も返せるわけがない」と、共産党を含むすべての候補がいう「財政再建します」のウソを弾劾した。③米軍基地はどこにもいらない。沖縄や徳之島の闘いと連帯し、関空の軍事空港化絶対反対で闘おう。④民営化絶対反対。民間保育所と公立の違いを暴露し、保育所や病院の民営化は安全の崩壊と労働者の低賃金化をもたらす。⑤すさまじいリストラと低賃金化に自治労連も自治労も全く闘わない。市職労働者の中に闘う労働運動をつくりだす」と、熱烈に語った。
 国賀議員の鮮明な報告と決意を受けて、高齢女性のグループ、住民の会役員の青年労働者、指定管理者制度に怒る年金生活者、泉州住民の会役員、関西合同労組泉州支部の労働者など地元から、「空港の借金のために、企業の金儲けのために、労働者と市民の生活をつぶす健全化計画は絶対許せない。市議選には絶対負けられない。自分たちの闘いで勝とう」と決意が相次いだ。関西合同労組・泉州支部がまとめを行い、集会をしめくくった。
 同日、労組交流センターの労働者は全関西からかけつけ、集会と並行して、市内全域での宣伝戦に決起した。団地やスーパー前で次々「健全化計画」反対の署名や共感の声が寄せられた。
 泉州住民の会会員は口々に「住民の会が言ってきたとおりになってきた。空港反対運動は正しかった。勝利する時代が来た」と確信を深めている。関西合同労組・泉州支部は、1047名解雇撤回闘争を貫く新たな全国運動を軸として、市職や地域の中に階級的労働運動を拡大する決意を固めている。5月9日告示、16日投票の泉佐野市議選、こくが7選に必勝しよう。(泉佐野)

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