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動労総連合が中央委 3桁の組織拡大へ方針確立

20160509c-1.JPG 動労総連合は4月30日、DC会館で第30回定期中央委員会を開いた。今回の中央委員会は、昨年12月の総連合全国大会以降の闘いを総括するとともに、次期大会までの実践方針を打ち立てる重要な場になった。動労総連合は、昨年の大会で、総連合結成30周年を迎える今年12月の大会までの1年間に、3桁の組織拡大を実現するという方針を打ち出している。総連合の各単組が全力で取り組んだ今春闘は、組織拡大の確かな手応えを感じさせるものだった。中央委員会はその確信がみなぎった。

 開会を宣言した石井真一副委員長(動労水戸)は、当面する闘いとして6・5国鉄闘争全国運動集会と7月選挙決戦があることを強調し、組織拡大に向けての白熱的な討論を呼びかけた。
 田中康宏委員長(動労千葉)があいさつに立ち、まず「次期大会までに3桁の組織拡大をなんとしても実現しよう」と切り出した。そして、昨年末以来の動労水戸のライフサイクル強制配転反対のストを皮切りに、動労総連合の各単組が春闘を総力で闘ったことを、「この時代に必要な闘いをわれわれは展開している」と総括した。CTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪をいったん阻んだ動労千葉の闘いの意義を、次のように提起した。「労働契約法の5年で無期転換という規定を逆手にとって、5年で首を切る。18年には全労働者をこの問題が襲う。JRはそのモデルを作る役割を買って出ている。CTSの就業規則改悪との闘いの中で、安倍が何をしようとしているのかが見えてきた。CTSの雇用形態大改悪では、5年後に試験に合格しても、時給800~900円の限定社員にしかなれない。勤務地限定、職種限定だから、職場が廃止されれば即解雇だ。産業競争力会議や規制改革会議も、『正社員改革』として勤務地限定・職種限定の『限定正社員』をつくれば、解雇規制など問題にならなくなると言っている。正社員をゼロにすることが安倍のやろうとしていることだ。こんなことを許したら、社会全体が崩壊する」
 そして、韓国やフランスなど全世界で労働法制改悪に対し労働者がゼネストで立ち向かっていることに触れ、「日本の労働者の闘いはまだ弱い。しかし、それは日本の労働者はだめになったからではない。昨年、戦争法に対して日本の労働者は十数万が国会前を埋め、全国で数百万が闘いに立った。戦争反対で怒りを爆発させた。それが職場からの闘いになっていないのは、国鉄分割・民営化で労働組合の力が後退させられたからだ。小さくても職場から無数の闘いを起こし、戦争反対の怒りと結合したら、社会は変わる。動労総連合はそうした闘いを実践してきた」と訴えた。
 さらに、JR北海道の現実を典型に、国鉄分割・民営化が全面破産していることを突き出して、「国鉄闘争の旗を今こそ高く掲げよう。動労総連合の闘いは必ず時代に通用する。6・5国鉄集会を総連合の新たな出発点にし、結成30周年の時期大会までに3桁の組織拡大を実現しよう」と呼びかけた。
 経過報告を石井副委員長が行い、情勢を木村郁夫執行委員(動労水戸)が、JRをめぐる動きを大竹哲治執行委員(動労千葉)が説き明かし、当面する取り組みを川崎昌浩書記長(動労千葉)が提起した。川崎書記長はまた、組織財政基盤を確立するため、各単組・全組合員が組織拡大に一丸となって取り組むことを強調した。
 討論では、動労連帯高崎の中央委員が28日のストライキを打ち抜き、組織拡大の展望をつかんだと報告し、動労水戸の委員は常磐線全線開通絶対阻止の決意を示した。動労千葉の委員は、外注化と徹底対決し、JR本体の組合員がCTSの仲間と団結して就業規則改悪を粉砕すると発言した。動労神奈川の委員は、東日本環境アクセスによる時廣慎一組合員の解雇撤回へ闘うとともに、桑原豪臣組合員に対する攻撃の集中を許さず闘いぬくと述べ、動労総連合・新潟の委員は、3月17日のストライキを「JRと関連会社を追い詰めた」と総括した上で、NTS(新潟鉄道サービス)による八代和幸組合員の解雇撤回へ闘いぬく決意を示した。動労福島の委員は、3月24日のストライキは職場で圧倒的に注目されたと述べ、4月に郡山総合車両センターで強行された外注化の矛盾を矛盾を暴いて、組織拡大へ奮闘すると発言した。動労西日本の委員は、広島印刷事業所廃止阻止へ3カ月の決戦に入ったと述べ、この闘いの中で組織を拡大すると宣言した。
 総括答弁に立った田中委員長は、「困難な状況の中で各単組が必死に闘っている。ここに動労総連合が発展する原動力がある」と述べた上で、動労西日本、動労神奈川、動労総連合・新潟がそれぞれに非正規職解雇と立ち向かっていることに触れて、「動労総連合は情勢の核心を握っている存在だから、攻撃が集中する。だが、なめられてはいけない。やられたらやり返す。絶対に反撃する。総連合全体でこの闘いに集中する。ここで勝ちきったら本格的な組織拡大が始まる」と提起した。そして、「動労千葉の15年にわたる外注化阻止の闘いがあったからこそCTS労働者の動労千葉への結集がかちとられ、同時にJR本体の組合員がCTS就業規則改悪とストライキで闘う中で、正規職が非正規職の現実をわがこととしてとらえられるようになった」とこの間の闘いを総括した上で、「JRが全面的な外注化を強行しようとしている中で、労働者が階級的に団結するためにはJRと関連会社を貫く階級的産業別組合をつくらなければならない。動労総連合が目指すのはそうした本物の労働組合だ」と壮大な展望を明らかにした。最後に、「この時代だからこそ1047名解雇撤回闘争を徹底的に貫いて6・5国鉄集会を大成功させよう」と訴え、動労千葉顧問弁護団の鈴木たつお弁護士を押し立てての7月選挙決戦を全力で闘い、11月労働者集会、次期大会までの半年間に勝負をかけて3桁の組織拡大を実現しようと提起した。
 春闘を闘いぬいて勝利感にみなぎる動労総連合は、この中央委員会でさらに方針と路線を鮮明にして、6・5を当面最大の頂点とする大決戦に突入した。
(東京 K)

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