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動労神奈川 〝直ちに職場に戻せ〟 環境アクセスに弾劾行動

20160128b--1.JPG 動労神奈川は1月23日、東日本環境アクセス小田原事業所への弾劾行動と小田原駅前での街宣行動に立った。神奈川県労組交流センターや湘北合同労組、婦人民主クラブ全国協議会、とめよう戦争への道!百万人署名運動などの仲間も結集し25人で行動を貫徹した。
 時廣慎一組合員が「俺は辞めていない! 直ちに職場に戻せ! みんな待っていてくれ!」と激しい怒りをたたきつけ、桑原豪巨組合員も「飯田所長は団交に出て来い! 逃げるな!」と語気強く会社に迫った。支援の仲間も「解雇を撤回し、全員を無条件に正社員にしろ!」と声を上げた。

 駅前街宣ではビラ250枚が瞬く間に受け取られ、1人の女性労働者がその場で動労神奈川支援共闘の会員になるなど闘いへの共感が広がった。
 昨年12月、JR東日本の100%子会社で清掃業務を請け負う東日本環境アクセスは、小田原事業所で働く時廣組合員を不当に解雇した。
 東日本環境アクセスは、フルタイムで働く労働者をいつまでも非正規職として最低賃金で働かせ、その非正規職も「パート社員」「契約社員」に分け、契約期間を1カ月、3カ月、6カ月と細切れにして労働者を徹底的に分断している。
 上野東京ラインの開通で列車のゴミは倍になり、小田原事業所の仕事量も増大した。なのに会社は「600万円の経費削減」を叫んで労働者を雇い止めにしている。その結果、昨年夏には何人もの労働者が熱中症で倒れる事態が起きた。
 時廣組合員は「パートの賃金では生活できない。せめて契約社員にしてくれ」と所長に繰り返し要求した。それを拒み続ける所長の態度に怒った時廣組合員が「退職する」と言ったことを口実に、会社は雇い止めを強行した。時廣組合員をこの発言に追い込んだのは会社だ。しかし会社は「本人の意思を尊重した。解雇ではない」と居直っている。許せない。
 時廣組合員は今年1月1日、職場に行って「俺は辞めていない。今すぐ職場に戻せ」と抗議申し入れをした。その際、職場の仲間は「戻ってこいよ」と彼を暖かく迎え入れた。その後も時廣組合員は、職場に戻せと要求して闘い続けている。
 1月13日の団交で動労神奈川は、「横浜事業所では見習い期間の後、ほとんどが契約社員になっているが、小田原事業所ではパートのままだ。理由を示せ」と追及した。会社は何も答えられなかった。
 時廣組合員の解雇を絶対に撤回させよう。動労神奈川は強固な団結を打ち固め、非正規職撤廃、組織拡大の新たな闘いに入っている。

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