旭硝子尼崎工場に抗議 解雇撤回で日韓労働者が連帯
2月26日朝、民主労総金属労組の旭非正規職支会の組合員3人と関西で闘う仲間が、旭硝子(ガラス)関西工場尼崎事業所前でビラまきを行い、旭硝子資本への申し入れを行った。
韓国の旭硝子ファインテクノコリアは、労働者に最低賃金で週70時間もの強労働を強いて膨大な利益を上げてきた。2015年に社内下請け業者GTSで働く178人中138人が労働組合を結成すると、旭硝子はただちに請負契約を解除し、メール一本で178人全員を解雇してきた。
工場門前での行動には関西合同労組、港合同、大阪北部ユニオン、婦人民主クラブ全国協、全国水平同盟西郡支部など多くの仲間が駆けつけ、旭硝子資本に抗議をたたきつけ、出勤してくる労働者に共に闘おうとアピールした。旭非正規職支会のナムギウン首席副支会長が解雇撤回を熱烈に訴えた。
申し入れに対し、会社は「別法人なのでお答えできない」と回答を拒否してきた。絶対に許せない! 労組つぶしのこの解雇は旭硝子本社の指示によるものであることは明らかだ。
門前闘争の後、旭非正規職支会の組合員は関西の仲間とともにJR尼崎事故の脱線現場へ向かった。
午後から神戸地裁で開かれた関西合同労組弾圧裁判の判決公判(記事別掲)に旭非正規職支会の仲間も傍聴し、許用皓(ホヨンホ)阪神支部長との熱い連帯をかちとった。 夜は、大阪市内で旭支会の3組合員を囲む交流会が関西青年労働者集会実行委員会の主催で開かれた。
自己紹介を交え、職場での資本・当局との闘いなどを報告し合い、相互に「国は違っても労働者は同じ敵と闘っている。労働者はひとつだ」(旭支会組合員)という確信を深めた。(関西合同労組・田中雅志)
〔写真上〕日本遠征闘争中の民主労総・旭非正規職支会とともに旭硝子関西工場尼崎事業所に抗議申し入
れを闘いぬいた(2月26日 兵庫県尼崎市)
〔写真下〕旭硝子関西工場の門前で「旭硝子は誠実に交渉し不当解雇された178人全員を復職させろ」と
訴えるナムギウン首席副支会長
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