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必要なのは労働者自身の団結した組織だ! 6・2広島街宣に大反響

s20100603d-1.jpg 6月2日夕方、この日午前の鳩山退陣表明を受けて、広島県労働組合交流センターと百万人署名運動広島連絡会、婦人民主クラブ全国協広島支部の仲間は、広島市中心部の紙屋町バスセンター前で、6・13大集会への結集を訴える街頭宣伝を行った。「沖縄の怒り、労働者の怒り 鳩山政権を打ち倒す!」「解雇絶対反対・基地撤去を貫く闘う労働組合と労働者の党こそ」「国鉄1047名解雇撤回! 全労働者の未来をかけ6・13大集会へ」と訴える広島県労組交流センターの緊急声明ビラと6・13大集会タブロイド版をセットにして配ると、帰宅途中の労働者が次々と受け取る。百万人署名も39筆集まった。

s20100603d-2.jpg 大恐慌の深まりの中で、国鉄と沖縄を最大の焦点に階級対立はとことん非和解になっている。だから自民だろうと民主だろうとあらゆる政権が、直ちに労働者階級の怒りの爆発に直面し次々に崩壊する。民主党・連合政権という革命の最後の防波堤が決壊し、革命的労働者階級の勝利以外にいかなる決着点もありえない歴史的な階級決戦情勢に突入したのだ。この中で迎える6・13大集会こそ、闘うすべての労働者の結集軸だ。職場と街頭には闘う方針を求める労働者が待っている。残り10日間、最後の最後まで6・13への大結集を訴え、広島からも総力で結集する。(広島・H)

▼広島交流センターのビラより。
 6月2日午前、鳩山首相は辞意を表明し、小沢も同時に党幹事長の辞任を表明した。沖縄の怒り、労働者の怒りが鳩山政権を打ち倒したのだ。だが、民主党は鳩山と小沢を退かせることで、何とか7月参院選を突破し、結局は、より反動的な新政権の下で沖縄・辺野古への新基地建設を強行し、国鉄1047名解雇撤回闘争の解体と公務員労働者大量首切りを突破口とする〈大失業と戦争の政治〉を貫こうとしている。
 「裏切られた」「だまされた」――多くの労働者がそういう思いを抱いている。だが、私たち労働者は十分に学んだ。結局、労働者自身の利益を守りぬく、労働者自身の団結した組織が必要なのだ。民主党も自民党も労働者の党ではない。労働者の首を切り、賃金を下げ、青年たちを非正規化し、ただ働きをさせてボロ儲けをしている資本の利益を守る党だ。民主党が自民党と違うのは、「連合」という大労組の腐敗した幹部(組合を私物化し、資本の手先となっている労働貴族ども)を抱え込み、社民党などとも結んで「労働者の味方」であるようなふりをしているということだ。
 だが、もうあらゆるごまかしは通用しない。〈沖縄に基地を押しつけ続け新たな基地をつくるのか、基地撤去・安保粉砕で闘うのか〉〈労働者の首切りを認めるのか、解雇絶対反対を貫くのか〉――もはや中間の道は、一切ないことがはっきりした。民主党も自民党も、その他の「新党」も、すべて沖縄に基地を押しつけ、労働者に失業と戦争を強制しようとしている。社民党も共産党も首切りと戦争に「絶対反対」を貫く党ではない。
 いまこの時、23年間にわたり国鉄1047名解雇撤回の闘いを貫き通してきた動労千葉と闘う国労闘争団員が中心となり、大恐慌に立ち向かう闘う労働運動をつくろうというよびかけを発している。ここにこそ労働者の未来と希望がある。来る6月13日に東京で開催される「国鉄闘争の火を消すな! 大集会」こそ闘う労働運動、労働組合を甦らせる歴史的出発だ。6・13大集会にすべての労働者の怒りを結集しよう。全世界で労働者たちは同じ叫びを上げて闘っている。「解雇反対」「賃下げ反対」「戦争反対」と。労働者がひとつに団結して闘えば必ず勝利する。共に闘いましょう!

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