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有罪判決デッチあげに抗議し、東京地裁に弾劾行動

s20100616a.jpg 6月14日、「迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会」が、東京地裁・林正彦裁判長(刑事第20部)と東京地裁所長に対し、弾劾行動に立った。共同代表の桜井善作さんを先頭に、須賀武敏同志・十亀弘史同志・板垣宏同志の3同志とかちとる会メンバー総勢9人が結集し、地裁に赴いた。担当書記官に、6月2日の有罪判決は断じて許せない、林裁判長に直接会いたいと要求したところ、「裁判長に聞いてくるので」と奥に引っ込んでいった。少し経って現れた書記官は「裁判はもう終わったので、会わないとのことです」とそっけない返事。この対応にまず怒りが爆発。「裁判はまだ終わっちゃいない。これからだ! ほんとに林裁判長が言ったのか」と追及の声が上がると、しどろもどろの返答。

 おろおろする書記官の前で、「弾劾申入書」を全文読み上げた。申入書は冒頭で「6月2日の有罪判決は国家権力による労働者民衆へのあからさまなテロルだ。断じて許すことはできない」と怒りを表明した上で、「判決は無罪以外にあり得なかった。にもかかわらず、林裁判長は『推認できる』を連発して、無理やり有罪を宣告した。白を黒という判決など脆弱そのものであり、3人は控訴して、必ずやデッチあげをうち砕く決意を固めている。われわれも被告団とともに闘いぬく」と決意を表明。その上で、林裁判長がとった当日の訴訟指揮を徹底弾劾。さらに、そもそも治安裁判用として存在している429号法廷そのものが、違法・不当な存在であることを当日の数々の不当弾圧を暴露して弾劾し、429号法廷は解体されなければならない、と締めくくられている。
 読み上げが終わった後、参加者が次々と有罪判決を弾劾し、当日の訴訟指揮に対する怒りを表明した。途中から訟廷管理官が現れたが、書記官と共に押し黙って突っ立っているのみだった。
 申入書を林裁判長にちゃんと手渡せと迫ると、「取次ぎはしますが、受け取るかどうかは分かりません」などと官僚的な答弁をするので、さらに全員から弾劾の声が上がった。「それはおかしい。請願権の否定だ。裁判長はどんな申入書だろうと受け取るべきだし、ちゃんと読まなければならない。書記官はちゃんと手渡すべきだ」と迫った。「あんたも労働者だろう。とるべき立場があるだろう」との声も上がった。
 最後は「裁判長には私が責任もって手渡します」との言質を取り、30分を越えて書記官室を制圧して弾劾行動はかちとられた。26日には都内での街宣に打って出る。こんなデタラメな「有罪判決」など断じて認めるわけにはいかない! 福嶋上告審と一体で、控訴審闘争に打って出よう。(SI)

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