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10月11日、『愛と革命』出版記念会 東京・永田町の星陵会館で盛大に

20131019a-1.jpg 「星野さんを取り戻そう! 全国再審連絡会議」の共同代表・戸村裕実さんが司会を務めた。
 実行委員会と参加者から花束が、出版社代表と星野暁子さんに贈呈された。出版社からはこの本の出版に携わったスタッフも参加して、短期間で出版にこぎつけた苦労や、今も注文の電話が鳴り続けていることが報告された。
 星野暁子さんは、「文昭は無期の獄中にありながら、なぜこんな明るい絵を描けるのか。私たちが求める人間が人間として生きられる社会の人間と人間、人間と自然の関係を描いているからだ。39年の闘いは、新自由主義攻撃のもとで闘う青年労働者と一体だ」と話した。さらに、第2部の手記、第3部の星野同志奪還の闘いについて語り、「文昭を取り戻すためにも、階級的労働運動を前進させるためにも、この本を売り切ろう。11・3労働者集会、12・1星野全国集会の成功をかちとろう」と訴えた。 

20131019a-2.jpg 戸村さんが「星野文昭さんを暁子のもとに取り戻そう!」と乾杯の音頭をとった。歓談の時間には、星野同志の絵の前に多くの人が集まり、『愛と革命』の感想を語り合った。
 元身柄引受人、群馬の青柳晃玄さんのメッセージが紹介された後、編集、組版、デザイン・装丁を担当した3人が発言した。美術専門の出版社の協力を得て星野同志の絵を美しく再現することができたこと、最後の最後まで校正の赤入れが行われ良い本に仕上がったことなどが報告された。
 鈴木達夫弁護団長は、9月30日に提出した「意見書」について、「証拠開示の理論を二つの論点にまとめてまとめて提起した。一つは、再審は誤って有罪とされた人の利益のためにのみあるということだ。もう一つは、新しい証拠が出てきた時は確定判決は見直されなければならないことだ。そのための証拠を、検察官が独占することは許されない。証拠開示で星野さんを取り戻そう」と提起した。
 岩井信主任弁護人は、「最高裁はKr証人の誤りを認めざるを得なかった。証拠開示によって再審開始をかちとろう」と訴え、藤田城治弁護人はビデオ国賠について報告した。
 連続学習会の講師である金元重(キムウォンジュン)さん(千葉商科大学教授・国鉄闘争全国運動呼びかけ人)と、客野美喜子さん(「なくせ冤罪市民評議会」代表)から「お祝いの言葉」があった。
 動労千葉執行委員の川崎昌浩さんは、「二つの取り戻す闘いに取り組んでいる。一つは、1047名の仲間を国鉄職場に取り戻す。もう一つは、外注化攻撃を打ち破って仲間と仕事を取り戻すことだ。11・3労働者集会を大成功させることが、星野さんに応える闘いだ」と訴えた。
 全国労組交流センター代表の辻川慎一さんは、「僕は、本当の労働者階級の党をつくることにかけている。星野さんと暁子さんが獄中結婚したのは、全身全霊をかけた決起だと思う。僕が40人の青年とともに動労水戸をつくったのと同じ格闘だ。敵は揺れている。ガタガタだ。安倍はなんの説得力もない。新自由主義を倒す闘いをやろう」と熱を込めて訴えた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の宮本麻子さん、全学連の斎藤郁真委員長、東京北部ユニオン「街」分会から発言が続いた。
 革共同の天田三紀夫書記長は、「この本は、革命的共産主義運動の新しい時代を切り開くものだ。大恐慌が深化し、アメリカ政府がデフォルトの危機に直前している。新自由主義の崩壊、フクシマの現実など、大変な時代がきている。『愛と革命』を大胆に労働者階級に持ち込み、革命の時代を切り開こう。星野文昭さんを取り戻そう」と決意を語った。
 家族から星野暁子さん、星野誉夫さんがあいさつ。最後に星野再審連絡会議事務局の金山克巳さんが閉会のあいさつに立ち、出版記念会の参加者は絵画で参加した星野同志を含めて72人に達したことが報告された。
 『愛と革命』を全国で販売しよう。10・13反原発闘争では参加者に7冊売れた。この本を広範な労働者人民に売ることをとおして、11・3労働者集会の1万人結集を切り開き、12・1星野全国集会を成功させよう。
 『愛と革命』で星野同志を奪還しよう。(K)
 

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