大反響の国鉄街頭署名・労組回りとともに、10・12東京西部地区決起集会
10月12日夜、東京西部ユニオンを中心に呼びかけ、荻窪で「やられたらやり返せ!時代はストライキだ 解雇撤回・ブラック企業許さない労働者集会」を50名で行った。
集会に先立ち、10月冒頭から各職場や地域で一斉に宣伝行動を始めた。街頭の反響はすごい。10月6日のJR阿佐谷駅前では、解雇撤回・安倍打倒の大看板を掲げ、11・3のタブロイド版ビラが次々受け取られ、新国鉄署名がどんどん集まる。
特にJR北海道の安全崩壊と9・25高裁判決を「分割・民営化は大失敗だった。『命よりカネ』の新自由主義は首切りと大事故に行き着く」と訴えると次々と列をなして署名が集まる。1人で50筆集めた仲間も現れる。署名しながら「やっぱり国有じゃないとダメ」「福島原発事故と同じですね」と言ってくる。連れにも促したり呼びにいって署名させる人もいた。「政府は消費税や保険料値上げで一部の金持ちの事しか考えていない」とこみ上げる怒りをぶつけてくる人も。
「百倍返しは闘う労働組合でこそやれる、この社会を腐らせたのは国と資本の民営化・外注化だ、それを許した大労組だ、ひっくり返そう」と訴えると感動してマイク演説者に握手を求めてくる人が複数いた。分割・民営化を知らない若い世代も注目し、次々署名する。労働相談的な話も多く、足を止め討論状態に。街宣の翌日、ユニオンには年輩男性が「訴えに感動した。国鉄分割・民営化は間違い、安倍は許せない」と連絡してきた。
地域の労組回りも始まった。動労千葉の冬季物資販売回りの前に、新署名で回ると「署名を集めてユニオンのポストに入れておきます」という労組も出てきた。11月集会チケットは提起さえすればどんどん売れる。
こうした高揚感をつかんで10・12集会は盛り上がった。動労千葉から繁沢副委員長が駆けつけ、外注化強行との大攻防の1年をうけて、10・1ストを打ち抜き、JR・CTS側の危機性と矛盾を深めさせていること、この闘いでJR北海道の安全崩壊の核心に迫れること、9・25判決が反動ながら不当労働行為を認めざるを得ない状況に追い込んでいることなど、説得力をもって提起された。鈴木コンクリート工業分会の吉本書記長、鈴木分会長代行の熱っぽくユーモアたっぷりの闘争報告が続き会場が沸いた。そして東京西部ユニオンの奈良書記次長の基調報告。時代認識をベースに「国鉄闘争が階級決戦となり、11・3集会が全労働者の未来を決める、新自由主義は崩壊しており、団結して闘えばうち倒せる、青年労働者と闘う労働組合の合流で首都圏でこそ闘う潮流を飛躍させよう」と訴えた。討論で、動労千葉を支援する会・東京西部をはじめユニオン各分会、自治体、全国水平同盟、星野救援運動などから発言をうけ、最後にまとめと行動提起で集会を締めくくった。初参加で非正規の青年労働者が「仲間を誘って日比谷集会に行きます」と決意を固めた。さらに仲間を拡大しよう。
(東京西部ユニオン副委員長 北島邦彦)
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