渋谷での沖縄街宣、大党派激突に勝ちぬく!
6月20日、渋谷ハチ公前で6・23沖縄集会に向けた統一街宣が打ち抜かれた。「菅は鳩山が結んだ日米合意を守ると宣言し、6月23日の沖縄慰霊祭に乗り込もうとしている! 絶対許せない!」「今こそ沖縄の怒りと団結し、6・23集会に集まろう!」と訴えるとどんどん若者が署名に立ち止まった。「基地はない方がいいと思うけど、でも仕方がないのでは?」と考え込む若者に、「戦争も解雇も絶対反対を貫いて団結を拡大することがこの破産した資本主義社会を変える力なんだ」と訴えると見る見る顔付きが変わり、『前進』をカバンにしまい込んで去っていく。次々と沖縄出身者がうれしそうに署名をしていった。「沖縄闘争こそ民主党政権の本性を暴き出す決定的闘いだ! 鳩山をみよ! 菅をみよ!」と訴えると皆、ウンウンとうなずいて歩いていく。
他方で渋谷は激しい党派闘争の戦場である。選挙宣伝のためにやってくる新党や大政党、そして有象無象の右翼やファシストがあらゆる方向から大音量やデモでやってくる。民主党を右から批判しているはずのデモ帰りの在特会のファシスト・グループが「基地がなくなったら日本をどうやって守るんだ」などと徒党を組んで嫌がらせにやってきたが、「辺野古の基地には賛成なのか?」と聞くとまともに応えられない。「沖縄の基地はイラクやアフガニスタンの侵略に使われているのに賛成なのか?」という怒りの追及に徹底的に粉砕され、公安に守られて逃げ去った。自民党はまったく元気がなく、共産党は姿もない。人生観をめぐる革命と反革命のむき出しの激突の中で、渋谷の若者は何が本物で何が偽物なのかをじっと見分けようとして、チラシを受け取り、話しをして、署名をしていった。これこそがかつての沖縄暴動闘争の街・渋谷なのだ。
この日は16人が決起し、署名はなんと137筆、『前進』は6部売れ、5人以上が集会参加を約束した。大勝利だ!
特徴的なことは、渋谷にやってきた保守・極右層は自民党から右翼まで安保・沖縄問題について完全に大混乱に陥り、路線も方針も全然なくなっているということである。まさに参院選情勢はかつてない革命的混沌情勢なのだ。だから革命派が街頭に登場して、並み居る反動と一歩も引かずに闘って勝利することが圧倒的に若者を獲得し、活動家を成長させる。「沖縄基地撤去、安保粉砕・日帝打倒」こそ、国鉄闘争と一体で菅民主党・連合政権を打倒する最短コースであり、青年を革命に獲得する決定的政治闘争だ! 6・23沖縄・東京集会へ総決起しよう!(SG)
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