米の労働者がイスラエル船の荷降ろしを24時間阻止!
6月20日、ILWUローカル10組合員と反戦活動家の力でイスラエル船の荷降ろし作業を24時間阻止する歴史的大勝利を勝ち取った。こうしたイスラエル船への阻止行動はアメリカでは歴史的に初めてのことである。
5月31日に、イスラエル特殊部隊が高速艇とヘリコプターを使って、パレスチナ自治区ガザに向かう国際支援船団を公海上で急襲、拿捕し、乗船者9人を殺害、30人以上を負傷させた行為にたいして全世界で抗議行動が行われている。そうした中でのこの阻止行動は決定的に意義のあるものとなった。行動の呼びかけ人に、運輸労働者連帯委員会(TWSC)のスティーブ・ゼルツァー氏が名を連ねている。写真はオークランド港を封鎖するピケット隊。
早朝5時半に結集した労組員と地域の反戦活動家からなる800人を越えるピケット隊は、カリフォルニア州オークランド港の門を封鎖した。集会は午前9時まで続けられ、「パレスチナに自由を! ピケットラインを越えるな」「一人への攻撃は皆への攻撃! 分離壁を引きずり倒せ!」のコールがノンストップで続けられた。ILWUローカル10の組合員は皆、ピケットラインを越えなかった。その後約200人が夜7時までピケットを行い、24時間の阻止行動が闘いぬかれた。
この阻止行動に先立つ10日前から、「パレスチナ人民と連帯する労働者・地域連帯委員会」が立ち上げられ、約110人のメンバーがこの行動に必要な兵たんと支援活動を分担して行った。TWSCの記事では「これは本当に歴史的なことである。アメリカでイスラエル船の荷降ろし作業が阻止されたことは今まではまったくなかった」と語っている。
同様の行動が、スウェーデン、ノルウェー、南アフリカと全世界で闘われている。闘うパレスチナ人民と連帯して国鉄決戦に勝利しよう。(く)
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