28日未明、団結街道封鎖の暴挙! 大反撃戦に突入!
6月28日、成田空港会社(NAA)はついに団結街道の封鎖を強行した。しかも人びとの寝静まった午前3時にこっそりと作業に着手するという卑劣極まりない手口だ。絶対に許すことはできない!
この日未明、天神峰の市東孝雄さんが物音に気づいて目覚め、外に出てみると、市東さん宅の敷地に立てられた監視やぐらから10㍍あまり先の地点で、団結街道の通行を鉄板と障害物で完全に遮断する工事が行われていた。ただちに反対同盟と現地支援の労働者・学生が結集し、この暴挙を徹底弾劾する闘いに立ち上がった。
NAAと国家権力は、5・16集会と5・17の市東さんの爆発的決起から始まる反対同盟の闘いで街道封鎖策動を一度は完全に粉砕された。そして追いつめられた末に6・27全国結集大闘争の翌日未明、一切の告知をせず夜陰に乗じての不意打ちで行ってきたのだ。ガードマン、機動隊に守られながら作業員たちはこわばった表情で、容赦なく浴びせられる怒りの声に堪えきれない様子だ。鉄板のボルトを締め終わると、そそくさと逃げ出した。
いわゆる迂回ルートをたどって南台の市東さんの畑にたどり着くと、団結街道はここでも完全に分厚い鉄板で遮断されており、すぐ脇にそびえ立っている現闘本部建物前に行くことすらできなくされている。さらに北側ではゴルフ場前の団結街道へつながる道の入り口が障害物と常駐する機動隊によって封鎖された。道としての機能は奪われ、畑仕事に通うためにはおそろしく遠い迂回を強いられるこの光景に、心からこみ上げる怒りを抑えることができない。
午前9時半から反対同盟と労働者・学生の弾劾集会が封鎖現場の市東さん宅前で開かれた。北原鉱治事務局長は、封鎖強行への怒りを表明し、「今日から新たな闘いが始まった。われわれの正義を貫いて進もう」と奮起を促した。市東さんの経過説明に続き、萩原進事務局次長は、「こんなせっぱ詰まった無様なやり口に、追いつめられた敵のあせりが表れている。それが今日の事態だ。第3誘導路認可、現闘本部撤去、市東さんの農地強奪と続く一連の攻撃との闘いがこうして始まったのだ。いよいよこれからが反撃だ。7月1日の鈴木さんの一坪共有地裁判で記者会見を行い、法的にも重大な反撃を開始する。敵の暴挙には、必ずや廃港の2文字でこたえてやろう」と力強く訴えた。
緊急事態の報を聞きつけて、動労千葉の後藤俊哉さん、群馬の青柳晃玄さん、杉並区議の北島邦彦さん、市東さんの農地取り上げに反対する会、全学連の学生らが続々と結集し、ともに闘った。
反対同盟は怒りを胸にたたえながら、午後は農作業に戻り、いよいよ闘志を燃え立たせている。現地での攻防はこれから、第3誘導路認可・着工粉砕へとさらに白熱化する。反対同盟とのきずなをいよいよ固め、現地行動へ、援農へ、裁判支援へ駆けつけよう。7・1鈴木一坪裁判(午前9時半千葉地裁)、7・23現闘本部裁判控訴審(東京高裁)の傍聴に結集しよう!(TN)
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