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6・13に続き九州で「国鉄闘争の火を消すな!」の闘い始まる

s20100629a.jpg 6月27日、九州・小倉の商工貿易会館大ホールで開かれた「国鉄分割・民営化反対、1047名解雇撤回! 国鉄闘争の火を消すな! 6・27北九州集会」に参加しました。この集会は、6・13全国集会を皮切りにスタートした国鉄分割・民営化反対、1047名解雇撤回闘争支援の新たな全国運動を、九州の地で本格的にスタートさせる集会です。冒頭の6・13全国集会を記録したビデオの上映は、会場に熱気を持ち込むものでした。元九州国際大学学長の竹内良夫さんの「今日の集会を国鉄1047名解雇撤回の闘いを広めるスタートにしよう」という力強い開会あいさつ、全国呼びかけ人の手嶋浩一さんの「この闘いが新自由主義を押しとどめるものにしよう」というアピールに共感しました。 

 宮村みつおさん、ス労自主西日本合同分会連合会、合同労組レイバーユニオン福岡はじめ地元北九州の闘う労働者の発言など、賛同人士や労働組合からの訴えも非常によかった。特に、「宇品のマツダで起こった忌まわしい事件の出発点は国鉄分割・民営化。青年労働者は国鉄闘争の火を消すことなく、解雇撤回闘争継続を支持・支援し、ともに闘う」との決意は、国鉄闘争が日本労働者の行く末を決める大きさを持つ闘いであることを改めて実感させるものでした。
 最大のハイライトは、やはり国労旭川闘争団の成田昭雄さん、小倉闘争団の羽廣憲さんの訴えでした。成田さんの「われわれに何も知らせない。口も出させない。一方的に和解が進められた」という国労本部と4者4団体指導部への怒りは当然です。「われわれは今後も団結して闘う。だから署名をしてしまった904名はこれで終わりというのではなく、今度は俺たちの応援団になってくれと言いたい」との訴えに固い決意を感じました。羽廣さんは、「国労指導部は何一つ闘いを組織してこなかった。今度はわれわれ自身が国鉄闘争の指導部になって闘う」「前原に『国鉄分割・民営化の完遂』などと言わせておいていいのか! 政府には絶対に謝罪をさせなければならない。国鉄闘争は自分だけの闘いではない。労働者の未来のかかった闘いです。国労闘争団6名が決起し、これが動労千葉と結びつき、どこまでも団結を求めて闘ったとき笑顔で勝利できる。そのために先頭に立って解雇撤回の旗を振り続ける」との発言は、本当に心洗われるものがありました。
 国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんは、「12人の組合員で、ともに闘う国労の会を作ろうと呼びかけた。これが国労をJR資本と闘う組織につくりかえる核になる」と、闘う国労の旗を守りぬく決意を熱く語りました。「動労千葉がストライキで検修合理化を阻止したような闘いをやろう」「日本労働運動をつくりかえる闘いにしよう」「職場で闘いを組織することが応える道だ」との訴えは、まったく同感です。
 山田和広動労西日本副委員長の不当解雇は本当に許せません。休憩時間に職場の仲間に封筒に入れたビラを渡しただけで解雇。しかもJR西労組という労働組合が当局に売り渡した。「これは1047名解雇撤回闘争と非正規職撤廃の訴えが広がることを恐れたものだ」「労働組合を甦らせて菅民主党政権を打倒するために闘う」との訴えに共感を覚えました。
 九州の地でも全国運動が力強く始まりました。集会の訴えをわがものにし、職場や地域で賛同会員を組織するぞ。全国の仲間も頑張ろう。(S・H) 

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