「難民に自由を!」と叫び、9・8東京入管収容所にデモ行進
9月8日、台風のまっただ中で品川駅から東京入管収容所に対するデモが闘われました。スリランカ難民を支援する会などでつくった「難民に光を実行委員会」の呼びかけで100人に達するかという大デモが実現したのです。
難民申請者に対する収容、再収容・再々収容の攻撃が民主党政権・千葉法務大臣のもとで激しくなっています。長期収容から仮放免された直後にまた収容されるという拷問的事態まで起きています。絶対に許せません。
午後1時に品川に到着すると、台風にもかかわらず、すでにたくさんの難民の方々が集まっていました。一瞬止んだ雨は、デモ出発点の芝浦中央公園に移動するころから激しく降り始め、デモが港南大橋を渡るころには、橋上が5センチくらいの水流で川のようでした。
「フリーファザー! フリーマザー! フリーチルドレン!」――黒人女性のコールが響きわたります。家族全員で来たんだ、と誇らしげに語っていたクルド人一家が先頭にいます。東京湾に面した東京入管収容所を周回する時には雨に暴風が加わって、何人もの傘が壊れて吹き飛ばされ、なかなか前に進めません。しかし、難民の人たちは、ひるむことなく歩き続けています。まるで、日本における難民の方たちが置かれている状況さながらの天候でしたが、東京入管に到着、当局への申し入れ行動も含めて、予定した行動を全部やり抜きました。
全員が同じようにずぶ濡れになりながら、団結がいっそう強くなったことを実感しました。「今度は11月7日に子どもも一緒にいくから」と難民の方が約束してくれました。(東京なんぶユニオン・TS)
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