11・6ソウル、全国労働者大会前夜祭で非正規職労働者が新たな闘争宣言
11・7前段の国際連帯集会が開催された11月6日、韓国では、ソウル駅前広場で「非正規職撤廃!G20反対!」を掲げた全国労働者大会の前夜祭が開かれた。この前夜祭は、民主労総ソウル本部など全国70余の団体の統一実行委員会によって組織され、約1千人が参加した。
集会では、現場で資本との実力による闘いを貫いてきた非正規職労働者からの闘争報告と決意が相次いだ。GM大宇の労働者は、「G20の最大の被害者は非正規職労働者だ。多国籍資本が非正規職労働者の団結を源泉封鎖している」と弾劾した。
蔚山の現代自動車非正規労働者は、現代自動車資本が労組破壊攻撃をあらゆる手段で強めていることを弾劾し、今始まっている闘いは「韓国の労働運動の歴史を変える闘争だ。われわれはその火種になる」と、全労働者の総決起を訴えた。不当解雇・団体協約廃止の攻撃と闘っている学習誌労組才能支部は、「団体協約を取り戻し、解雇者の現場復帰をかちとるまで、死ぬこと以外は何でもする」との決意を明らかにした。
1895日間の闘争の末についに直接雇用を闘いとったキリュン電子のキムソヨン分会長も登壇し、「どんな困難があっても団結し連帯して闘えば勝てることがわかった」「現場に戻っても派遣職撤廃、非正規職撤廃のために力強く闘う」と宣言した。
大恐慌下で労働者にあらゆる犠牲を集中する資本とイミョンバク政権への全韓国労働者、とりわけその6割を占める非正規労働者の怒りは日に日に高まっている。キリュンなどの不屈の闘争が資本を追いつめ、その譲歩をもぎとったことは大きな前進だ。だがその一方でKECでは、労使交渉は開始されたが資本はキムジュンイル支部長を焼身に追いやったことへの謝罪を一切拒否し、「会社の正常化」をまず要求して、他の問題はその後に交渉を開始するとしている。資本の極悪の本質はなんら変わってはいないのだ。
KEC組合員とこれに連帯する労働者たちは11月5日、ソウル市内でキャンドル集会を開催し、KEC資本とイミョンバク政権による新たな労組破壊攻撃と対決して、「イミョンバク政権を打倒するまで闘い続ける」と宣言した。金属労組が11日に予定しているゼネストが、G20を直撃する闘いとして爆発するか否かが決定的な鍵を握っている。韓国労働者階級の闘いは、新たな段階に突入した。11・7の大成功を引き継ぎ、G20粉砕・APEC粉砕へ、日韓労働者の一体となった闘いをつくりだそう!(千)
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