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11・29動労千葉総決起集会、新たな決戦突入へ全員が奮い立つ

s20101202a-1.jpg 動労千葉は11月29日、12・3~4ストに向けて総決起集会を開催した。勤務を終えた組合員、支援の労働者・学生など250人が集まり、DC会館ホールをぎっしり埋めた。新たな決戦突入に向け熱気と決意あふれる素晴らしい集会となった。あいさつに立った田中康宏委員長は冒頭、12・4ダイ改について「百何十年もの鉄道のあり方を抜本的に変えるものだ。会社は一切の公共性を無視し、露骨に金さえもうかればいいと言う。これは運転基地の統廃合、動労千葉への組織破壊攻撃と一体だ」と弾劾した。そして「当面する焦点は2月実施が狙われている京葉車両センターでの構内運転業務外注化を止めることだ。これを止めればもう一度、東日本全体の検修外注化を止められる可能性が出てくる」と12・3~4ストの重要な位置を浮き彫りにした。 

s20101202a-2.jpg さらに「仕事が丸ごと外注化されたら数年のうちに転籍になることは明らかだ。あらゆる労組がこれに屈してきた。動労千葉は理屈だけでなく、自らの闘いで『こう闘えば勝てる』ということを示そう。1047名解雇撤回の国鉄全国運動と外注化阻止闘争のもとに全労働者の怒りを結集しよう」と訴えた。そして釣魚台(尖閣諸島)や朝鮮半島での戦争危機に警鐘を乱打し「今回のストは労働者の団結と国際連帯で戦争と対決する闘いでもある」と語った。
 動労千葉顧問である水野正美勝浦市議が「ローカル線切り捨てと外注化に反対し、組合員としてともに闘う」とあいさつし、続いて長田敏之書記長が基調を提起した。長田書記長は激動に次ぐ激動の1年をふり返った上で、「勝負どころは京葉車両センターでの2月外注化を阻むことだ。どこで勝負するのか? 会社が最も嫌がることをやる。このストを契機にして組織拡大闘争を前進させることが最大の力関係の転換になる」と攻防の核心を明らかにした。そして具体的に①12月3日正午から勤務終了時まで(泊り勤務者は4日まで)、検修職場を対象にストに突入する、②スト期間中は全組合員が休日勤務s20101202a-3.jpgおよび時間外労働、所定以外の業務は一切行わない、③12月3日午後2時からの「スト貫徹!総決起集会」に全力で結集することを訴えた。すごい迫力の方針提起に、参加者全員が奮い立つような決意を固め直した。
 交渉報告を行った山口世修執行委員は、12・4ダイ改提案は行路内容と行路番号が数多く間違っているお粗末な提案であったこと、合理化で300キロ超の限度を超えたロングラン行路が設定されていることを暴露するとともに、「なぜ会社は数千万円もかけて毎年、ダイ改をやるのか。乗客には何のメリットもない。結局は、それ以上の人件費削減と合理化でもうけるためだ」とJR東日本の姿勢を弾劾した。
 方針提起を受け、スト拠点となる幕張支部・木更津支部の代表が決意を表明した。幕張支部の小沢勇副支部長は「11月26日に支部大会を開催し支部の団結を固めた。この闘いの中で必ず組織拡大を実現する」と決意を語り、木更津支部の外山義章支部執行委員は「幕張支部と歩調をともにして闘い抜く」と述べた。さらに千葉運転区支部の大野茂支部長は「乗務員も非協力闘争でともに闘う」と語り、幕張支部の青年労働者は「1カ月に1人の目標で組織を拡大したい」と表明し、会場を大いに沸かせた。全支部から決意が表明され、貨物支部代表は定期昇給延伸や一時金の超低額回答、貨物大合理化攻撃に激しい怒りをたたきつけ「来春闘に向け全力で闘う」と述べた。
 青年組合員の音頭で組合歌を合唱。繁沢敬一副委員長の閉会あいさつ、団結ガンバローで意気高く集会を終えた。(O) 

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