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日航整理解雇撤回! CCU・乗員組合への連帯行動に全学連が決起

s20101226a-1.jpg 12月24、25日の両日、日本航空の202人整理解雇攻撃に反対して闘う日本航空キャビンクルーユニオン(CCU)、日本航空乗員組合、航空労組連絡会が午前11時から正午まで東京・有楽町マリオン前で街頭宣伝行動を行った。24日は200人以上、25日は約150人が参加。全学連、労組交流センター、なんぶユニオン、東部ユニオンなども合流し、ともに闘った。24、25日に予定されていたCCUのストライキは回避されたが、CCUは争議権を維持し、闘いを継続する方針だ。CCU組合員を始め当該はみな不当な解雇通告に激しく怒っており、闘う意欲は十分、みな元気だ。 

s20101226a-2.jpg 24日、客室乗務員やパイロットの制服を着た当該2組合を先頭に支援を含めた大街頭宣伝行動が行われ、有楽町を完全に席巻した(写真2)。「大みそかの解雇は許せない」「JALの経営破綻の責任を労働者に転嫁するな」「不当な解雇を撤回させるまで闘う」「整理解雇はすべての労働者に共通の問題」などの訴えを行い、署名運動とビラまきを行った。街頭宣伝の後、午後2時半から大田区産業館PIOで総決起集会が行われた。参加者は400人以上。12月9日に整理解雇通告を受けた202人が登壇し、解雇撤回まで闘う決意を表明した(写真3)
 25日、街頭宣伝の始まる前に全学連がCCUにあいさつした。解雇撤回要請署名数十筆と檄布を手渡し、大歓迎された(写真1)。CCU組合員が次々に集まってくる。檄布を見て「字が若い!」と大受け。一緒に並んで記念撮影も。檄布は受付簿や署名簿が置かれた机の前に垂らされた。CCUの闘いを紹介した法大のビラを渡し、法大での118人の逮捕、33人の起訴、多数の退学・停学処分という学生運動大弾圧の現実を知らせると、CCU組合員たちは一様に驚きと怒りを表した。「それはひどい」「戦前s20101226a-3.jpgに戻ったみたい」「私たちも一緒に法政大学に抗議に行きたい。ぜひ呼んでください」など共感を示し、ともに闘いたいという申し出もなされた。資本・当局の不当な攻撃を受け、それを跳ね返して闘う者同士が一瞬にして分かり合った瞬間だった。全学連は初対面のCCU組合員との連帯、きずなをわずか数分にしてかちとった。
 寒風の吹きすさぶ中、1時間にわたって解雇撤回を求める署名運動とビラまきを行った。締めくくりとして内田妙子CCU委員長が演説した。「30年、40年と安全運航のためにまじめに働いてきた労働者を(年齢・病休を理由に)解雇するなんて許せない。日本航空の破綻は労働者には一切責任がない。労働者の首を切り、労働者だけに犠牲を強いる日本航空は再建などできないし、安全運航の確保もできない。31日に解雇を撤回させて新年を明るく迎えたい」。最後に内田委員長の音頭でシュプレヒコール。みんなこぶしを突き上げて唱和した。「日本航空の不当極まりない整理解雇を必ず撤回させるぞ」「解雇撤回までみんなで団結してがんばろう」の声が有楽町一帯に鳴り響いた。
s20101226a-4.jpg 行動が終わっても興奮が冷めず、交歓が続いた。全学連とCCU、乗員組合の組合員が数十人で肩を組み、跳び跳ね、もう一度「団結してがんばろう」を三唱したことは圧巻だった(写真4)。CCU、乗員組合の組合員たちは、支援行動に立ち上がった全学連を大歓迎し、若者への強い期待を表した。「おじさんもがんばる」と決意を明らかにするベテラン機長とも交流した。新たな共闘のきずなが形成されたことの意義は大きい。JAL不当解雇撤回の闘いが広範になれば勝利の展望もそれだけ開かれてくる。不当解雇と闘う日航CCU、乗員組合への支援・連帯行動を強めよう。大恐慌が生み出す大失業・戦争と対決する階級的労働運動を国鉄闘争全国運動を基軸に大きく発展させよう。(KW)
 

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