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三里塚で新年第1波の現地デモと団結旗びらき

s20110110a-1.jpg 1月9日、三里塚芝山連合空港反対同盟の新年初の現地デモと団結旗開きが、150人を超える労農学人民の結集でかちとられた。デモに先立って反対同盟は、暫定滑走路南端に位置する東峰神社のしめ飾りを付け替え、さらに市東孝雄さん宅に立つ看板を「第3誘導路粉砕! 農地取り上げを許さない」のスローガンに一新し、2011年決戦の意気込みを鮮明に表した。
 快晴の空のもと、天神峰の市東さん宅に近い開拓組合道路にデモ参加者が次々と到着し、反対同盟と新年のあいさつが笑顔で交わされる。午前10時、司会の鈴木謙太郎さんが、「2011年は昨年の激闘を上回るさらに激しい闘いをやります!」と高らかに宣言し集会が始まった。 

s20110110a-2.jpg 最初に北原鉱治事務局長が発言に立ち、「今年は世界が動く。ここに軍事空港に立ち向かう組織と運動がある以上、権力は戦争へ突入はできない」と全世界の反戦闘争の先頭に立つ気概を示し、「今年も戦う!」とこぶしを突き出し気合を入れて叫んだ。続いて反対同盟顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が、昨年の裁判闘争でかちとった前進を確認し「本年を廃港元年と位置づけ勝利しよう」と戦闘的決意を表明した。動労千葉の清水匠執行委員は、「4・9政治和解」を「農地死守の大原則を投げ捨てることに等しい」と断罪し、外注化阻止、平成採組織化へ全力で闘うことを表明した。
 団結ガンバローを三唱し直ちにデモに出発。機動隊、公安刑事を大量動員した弾圧態勢を打ち破り、反対同盟を最先頭に市東さん宅前から畑までの「迂回ルート」を力強くデモ行進した。
 午後1時から、成田市内のレストランで団結旗開きが開かれた。冒頭に萩原富夫さんが反対同盟の「2011年闘争宣言」を読み上げた。「農地と農民の権利を守り、改憲・戦争に反対する三里塚がいよいよ真価を発揮する時がきた」。この戦闘的気概を全員が受けとめた。北原さんのあいさつを受けたあと、市東孝雄さんが「攻撃はますます強まるだろうが力を合わせてがんばりましょう」と乾杯の音頭をとった。歓談と酒食の賑わいの中で支援・共闘団体の発言が次々と行われた。トッs20110110a-3.jpgプに動労千葉の田中康宏委員長が「今こそ45年不屈の三里塚闘争の真の価値を輝かせよう。昨年は階級的労働運動復権の土台を築いた。今年は勝負の年だ」と呼びかけ、労農連帯を大発展させる決意を述べた。
 続いて関実、弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、闘う農民、動労水戸・辻川慎一さん、ス労自主、都政を革新する会・長谷川英憲代表、婦民全国協・西村綾子相模原市議、星野暁子さん、さらに多くの人びとが三里塚勝利の決意を熱烈に表明した。全学連・織田陽介委員長は、昨年末に30人を超す学生が援農に入ったことを述べ、「反対同盟と一体で、第3誘導路、切り回し道路を絶対に粉砕する。全学連は1~3月三里塚を全力で闘う中で反戦闘争を復権させ、世界の反戦闘争の先頭に立ち牽引する力をつくる」と、ほとばしる決意と壮大な展望を表し、一同の喝采を浴びた。革共同の鎌田雅志同志は「青年労働者・学生を先頭に革共同は2011年三里塚決戦の先頭に立ち、侵略を内乱に転化する!」と宣言し、国鉄闘争推進、星野文昭同志奪還、統一地方選勝利の決意を明らかにした。
 萩原進事務局次長がまとめの発言に立った。「菅政権は一切の解決能力を失い、空港は没落の危機にある。われわれのチャンスだ。農地死守の原則を守り全人民に勝利の道を指し示す。軍事空港粉砕闘争の正義性を今こそ発揮し、ともに闘うことを呼びかけよう。2・4現闘本部裁判控訴審での結審策動を打ち破り、3・27全国集会の大結集へ。もう休んでいる暇はない! すでに1~2月決戦のただ中にあることを肝に銘じ全力で闘おう」と熱く激しくアピールした。最後に伊藤信晴さんのリードで団結ガンバローを三唱し、決戦の年にふさわしい第1波闘争としての団結旗開きを力強く締めくくった。(TN) 

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