朝鮮高校無償化を要求し在日朝鮮人ら2千人が2・26渋谷デモ
2月26日、東京・代々木公園野外劇場で「朝鮮学校への『無償化』即時適用を求める大集会」(主催/「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)が開かれ、在日朝鮮人高校生を先頭に約2千人が集まり、集会・デモを闘った。
集会後、代々木公園を飛び出したデモは公園通りを渋谷駅前へ、「高校無償化をすべての学生に! 朝鮮学校を排除するな!」「わたしたちは怒ってるぞ! 排外主義に反対!」「軍事衝突を朝鮮学校差別の口実にするな!」「石原は補助金を削減するな!」。元気に叫びながら手書きのプラカードを高く掲げてアピールする高校生たち。「未来を担う私たちの学び場に境界線を引かないで」と書かれた一枚のプラカードが目に焼き付いた。
2011年2月4日、文部科学省は朝鮮学校側の異議申し立てに対し、朝鮮高級学校への「高校無償化」適用手続きを「凍結」している理由に昨年11・23延坪島(ヨンピョンド)で起こった南北朝鮮の軍事衝突を挙げ、「不測の事態に備え、万全の体勢を整えていく必要があることに鑑み」手続きを停止していると通知してきた。ここには、11・23をテコに北朝鮮敵視政策を満展開し、米帝とともに朝鮮侵略戦争に踏み込もうとする菅政権の意図がむき出しに示されている。差別・排外主義をあおり、これみよがしに朝鮮学校と民族教育を弾圧する民主党・菅政権に対する在日朝鮮人の怒りは、既成の民族団体の思惑を超えて大流動化し、一気に沸騰しようとしている。
午前10時、続々結集してくる参加者に「きょう一緒にデモします! 3月20日も渋谷をデモしましょう!」と、法政大学の学生を先頭に3・20カラービラを配り、賛同署名を呼びかけた(写真)。待ってたとばかりの討論の輪ができ、「世界は革命情勢ですよね」。動労千葉はストライキで外注化、非正規職化を阻止していると話すと「すごい!」「やっぱプロレタリアートですね」。怒りは一つだと確信。今ほど在日朝鮮人労働者(家族)との革命的合流が求められている時はない。
在日・滞日外国人とスクラムを組んで3・20渋谷をデモしよう!(J)
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