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大行進三多摩/吉祥寺反戦デモに多くの飛び入り

街頭の人々から熱い注目を集めた(4月20日 武蔵野市)

4月20日午後、改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会の主催で、「ガザ大虐殺やめろ!戦争進める岸田たおせ!4・20吉祥寺反戦デモ」が行われた。昨年11月、今年1月に続き3回目となる今回の吉祥寺デモは、4・10日米首脳会談を転機に中国侵略戦争―世界戦争情勢が一段と緊迫する中、新たな反戦決起の拡がりを実現しつつ70人の参加で打ちぬかれた。
デモに先立ち、JR吉祥寺駅北口駅前広場にてリレーアピールが行われた。冒頭、司会の医療労働者が、沿道の人々に向けて「吉祥寺の多くの若い人たち、親御さんたち、みなさんもぜひ一緒に戦争反対の声を上げてほしい」と呼びかけた。
主催者あいさつに立った大行進三多摩の青年労働者は、「半年を超えて今なお激化するイスラエルによるガザ大虐殺、ラファへの侵攻を絶対に許してはならない。巨大な反戦デモとストライキで、戦争の元凶である帝国主義を打ち倒し、ジェノサイドと植民地支配を終わらせよう。何より4・10日米首脳会談を弾劾し、米日の中国侵略戦争を絶対に阻止しよう。沖縄の怒りと闘いと連帯し、安保粉砕・全基地撤去へ、今日の吉祥寺反戦デモを闘い、4・28渋谷に巨大な反戦デモの隊列を登場させよう」と、集まった人々に熱烈に訴えた。
杉並区議会議員の洞口朋子さんは、「戦争の元凶は、ロシア・中国ではなく、アメリカ、日本、G7(主要7カ国)、帝国主義の側にある。戦争のない社会をつくっていくために、岸田政権に対して声を上げ、警察の弾圧にも負けない、帝国主義を打倒していく反戦運動を一緒につくっていきましょう」と力強く訴えた。多摩連帯ユニオン根岸病院分会の徳永健生分会長は「賃上げ2000円という許しがたい低額回答、そして戦争に対して、断固としてストライキ闘争に立ち上がりたい。反戦春闘ストを共に闘いましょう」と呼びかけ、多くの拍手・声援を受けた。
リレーアピールの最中にも、自作の反戦ボードを持って駆けつけた青年や親子連れの外国人労働者の飛び入り参加があり、ビラを受け取った人々と署名や討論の輪が次々できあがった。また、アピールを聞いて8・6暴処法弾圧粉砕の救援カンパを出してくれた女性の姿もあった。
その後、井の頭公園に移動し、吉祥寺駅周辺を一周する反戦デモに出発した。沿道の圧倒的な注目の中、「戦争反対」「岸田倒せ」「国際連帯で戦争とめよう」などの反戦コールに呼応する若者やデモ隊のコールに拍手で応える人々、警察の妨害をはねのけて沿道からデモに加わる女性の決起にデモ参加者の熱量も上がり、まさに吉祥寺一帯を席巻する反戦デモのうねりをつくり出した。
デモ隊は再び井の頭公園に戻り、最後に「今日のデモにも多くの飛び入り参加があり大成功した。闘いはこれから。4・28渋谷・代々木公園、5・1新宿反戦メーデーに集まろう」と当面の行動方針を全体で確認し、この日の闘いを締めくくった。(改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 五十嵐小路)

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