仙台で国労春闘行動、「ともに闘おう」の訴えに組合員が次々署名
仙台で開催された3・4国労東北春闘総決起集会、3・5の11春闘国労仙台総行動に、全金本山労働組合、みやぎ労組交流センター、みやぎ連帯ユニオン、福島労組交流センター、そして、東北大学学生自治会の仲間が登場し、「闘争団の組合員籍剥奪許すな! 国労の解体許すな! 国鉄分割・民営化に反対し、解雇撤回つらぬこう!」の大宣伝を行った。とりわけ3・4では、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんを先頭に、仙台市民会館前に「エジプトにつづこう! 菅政権打倒! 国鉄1047名解雇撤回!」の横断幕を掲げて登場した。強烈な寒風が吹きつける中、小玉さんは続々と結集してくる国労東北3地本(秋田地本、盛岡地本、仙台地本)の仲間に対し、熱烈なアピールを発した。
「私は、国鉄分割・民営化に反対して全力で職場闘争を闘ったがゆえに解雇された。以来24年間、国労組合員の仲間と解雇撤回・JR復帰を目指して闘い抜いてきた。この苦闘はすべての仲間と一緒だ。ところが国労本部は、4・9政治和解で国鉄分割・民営化を認め、それと引き替えに和解金を受け取り、4月1日には闘争団の籍を奪い、7月大会で連合合流にむけて国労の解体を強行しようとしている。24年間闘った結果が連合合流と国労解体で良いのか!? ふざけるな! 新人事・賃金制度導入や総合労働協約締結は絶対反対だ。私は4・9政治和解をキッパリ拒否し、解雇撤回・JR復帰を貫く。国労の仲間は解雇撤回を貫く闘争団4人とともに闘うために『国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回を共に闘う国労の会』を結成した。すべての仲間が『共に闘う国労の会』に結集し、国鉄分割・民営化に反対し、解雇撤回を闘おう!」
組合員は次々とビラを受け取り、小玉さんのアピールを聞いて「国鉄分割・民営化で俺も首を切られたかもしれない。一度は覚悟した。だから、気持ちは小玉さんと同じだ。署名は協力するよ」「うちの分会でも、闘争団の問題は話になっている。切り捨ては絶対に許せない」「4・9政治和解は、俺もおかしいと思っている。国労解散は絶対反対だ」と多くの組合員が鉄道運輸機構訴訟裁判支援の署名に応じた。
翌日の3・5仙台地本行動でも、多くの組合員がビラを受け取り、2日間で実に参加者の1割近い組合員が署名に応じた。エジプト革命は確実に国労組合員の階級的魂に火をつけている。支部、分会が新人事賃金制度反対、総合労働協約締結反対の意見書を次々と提出し始め、現場組合員の中には「闘争団を切り捨てるな!」「国労を解体させてなるものか!」という気運が確実に高まっている。
国労組合員の危機感と怒りを「国鉄闘争全国運動」「共に闘う国労の会」に結集し、一人の青年組合員に対するライフサイクル配転攻撃に対して、全組合員がストライキに立ち上がった動労千葉のように、闘争団の切り捨てを全組合員が団結して阻止するような国労に作りかえていこう!(IN)
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