沖縄の労働運動再生へ!「国鉄闘争全国運動・沖縄」が結成総会
国鉄闘争全国運動・沖縄の結成総会が3月6日、那覇市の八汐荘で開かれた。これをもって沖縄における国鉄全国運動の本格的な推進と労働運動の拠点建設に向かっての闘いがいよいよ始まった。
国鉄闘争全国運動の呼びかけ人で北中城村議の宮城盛光さんが司会をつとめ、昨年の4・9政治和解に対する反撃が6・13をもって全国各地で始まった。沖縄でも団結して国鉄全国運動をつくりだそうと訴えた。
最初に、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人の伊藤晃さんが「労働運動の再生と国鉄全国運動」と題して講演。その中で伊藤さんは基地問題に触れ、菅民主党政権が非常に危険な役割を果たそうとしていることを弾劾した。
そして「戦後民主主義(55年体制)の根幹に労働運動があった。中曽根の国鉄分割・民営化はこの根幹に手をつけた。そこから労働者の非正規化・外注化が始まった」「不当労働行為、労働者の意思に反した解雇が当たり前のようになった。それが4・9だ」「国鉄1047名解雇撤回闘争を発展させよう。その条件はあらゆる職場にある。『もう我慢できない』という共通の現実がある。それを結集できるかだ」と訴えた。
沖縄の呼びかけ人からは金城幸男さん(元NTT労働者)、崎浜秀俊さん(元沖縄県高教組副委員長)、真喜志康彦さん(NTT労働者)から発言がなされ、それぞれから「国鉄全国運動・沖縄」結成への決意が語られた。崎浜秀俊さんから「今の労働組合は首を切られても、賃金を下げられても怒りがない。労働組合がない状態だ。国鉄1047名闘争で労働運動を再構築していこう」という鮮明な提起がなされた。
その後、各産別・職場から、NTT労働者、基地労働者、中部地区、民間・青年労働者が職場報告を行った。基地労働者からは「動労千葉を支援する会」を結成したことが報告され、NTT労働者は労働組合を甦らせ、合理化攻撃に立ち向かって闘うと決意表明。中部地区の労働者は「社保庁、保育所民営化と闘う。動労千葉のような組合をつくる。ここに未来がある」と述べ、最後に民間の青年労働者は、非正規労働者の置かれた現状、外注化攻撃との闘い、国鉄闘争と自分たちの闘いは一体だと、力強く発言。
司会の宮城盛光さんから、本日の集会をもって「国鉄闘争全国運動・沖縄」の結成が宣言され、このことが全体で確認された。
「国鉄闘争全国運動・沖縄」の結成は、沖縄労働運動の新たな再生にむかっての第一歩だ。あらゆる職場に国鉄闘争全国運動の旗を打ち立てよう。沖縄・国鉄で労働運動の主流派へと躍り出よう。そして日比谷公会堂での6・5大集会に結集し、大成功させよう!(沖縄労組交流センター事務局・M)
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