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常磐線運転再開反対! 動労福島 原ノ町駅前で集会 地域住民から感謝の声が

20160714b-2.JPG 動労福島は12日正午からJR原ノ町駅前で、原ノ町―小高間の運行再開に反対する抗議集会を行った。福島県内と宮城、秋田、新潟、群馬の各県から45人が集まった。
 初めに動労福島の橋本光一委員長が発言した。「避難指示解除は年間20㍉シーベルトで地域住民に帰還と被曝を強制するもの。JRの乗務員、除染労働者、復旧工事に関わる労働者、車両の検修を行う私たち郡山総合車両センターの労働者も被曝させられている。5月4日の常磐自動車道の衝突事故で、重体だった小学校1年生の女の子は70㌔も離れた福島市の病院に搬送されて亡くなった。常磐線で事故が起きたら同じことが起きる。労働者や住民の命も健康も顧みないJRによる常磐線延伸に絶対反対。動労水戸、動労東京とともに動労福島は全線開通阻止へ全力で闘う」

20160714b-1.jpg 次に浪江町の希望の牧場代表・吉沢正巳さんが発言した。「小高区の仮置き場にはフレコンバッグが山のように積まれ、劣化して破れるのは時間の問題。僕は牛300頭とともに5年間生きてきた。この牛を生かすことは国への抵抗だ。戦争準備と憲法改悪に走る安倍政権を許さず、原発さよならの時代へ残り人生をかけて実力で闘おう」。
 動労福島の組合員、ふくしま共同診療所の須田儀一郎事務長、動労総連合・新潟の星野文男委員長と八代和幸組合員、動労水戸支援共闘呼びかけ人代表の小玉忠憲さんが発言。同日朝8時から仙台駅前で宣伝活動を行った宮城労組交流センター、高崎救現堂(くげんどう)の秋山太一さん、群馬合同労組の清水彰二書記長、全金本山の鈴木義和委員長が続いた。
 橋本委員長の音頭で力強くシュプレヒコールを行って集会を終え、JR原ノ町運輸区に移動して申し入れ行動を行い、JR労働者に「ともに闘おう」と呼びかけた。
 その後、南相馬市鹿島区に移動。小高区住民が多く暮らす計3千棟もの巨大な仮設住宅群で、動労福島の声明とふくしま共同診療所のアピールをポスティングした。
 集会後、地元の住民から「集会の声はよく聞こえました。声を上げたくても上げられない人たちにとって、ありがたい行動です」という声が寄せられた。地域の労働者や住民の思いを体現した動労福島への共感は強い。

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