自治労中央委で宣伝行動 「中道・リベラル」路線への転換を弾劾
5月27〜28日、仙台市内で開催された自治労第147回中央委員会の初日、総勢13人で中央委員会闘争を闘いぬきました。地元・仙台市職労の仲間を始め、全国労組交流センター自治体労働者部会の労働者と東北大学学生自治会の学生が、会場である仙台市サンプラザホール前に陣取って、国鉄10万筆署名と宣伝行動を展開。全国の中央委員、傍聴者に、6・8国鉄闘争全国集会と国鉄・公務員決戦への総決起を熱烈に訴えました。
自治労中央委員会は、自治体労働運動の今後にとってきわめて重大な、自治労本部との路線的大激突の場となりました。
第一に、自治労本部は議案で、「再度、政権交代の実現を目指す」ことを至上目的に「中道・リベラル」との結集を掲げ、支配階級の一派=小泉純一郎元首相グループらとも野合する改憲・全面民営化路線への転換を公然と打ち出しました。これとの激突です。
新自由主義が大崩壊し安倍が戦争と改憲へ絶望的に突進する中で、青年労働者を先頭とする労働組合の再生と決起の時代が始まりました。自治体労働者は、国鉄闘争の前進と結合して、昨年4・26全国スト、今春3・14統一行動で安倍の公務員攻撃に立ち向かい、全労働者の先頭で立ち上がりました。まさにその時に自治労本部は、改憲と民営化の先兵として登場しようとしているのです。
小泉こそ、改憲攻撃を進め自衛隊のイラク出兵に踏み切った張本人ではないか! 小泉行革を掲げて郵政民営化と全国自治体の民営化・外注化・非正規職化を進めた連中と合流するのか! 改憲と全面民営化路線への転換は許さない! 自治労本部の議案を手にした全国の単組で、怒りの声が巻き起こっています。
中央委員会でも「中道とは一体何のことだ」、「政権交代と言うが労働組合として闘っていくのが筋だろう」、「自治労が自治労でなくなってしまう」という怒りと危機感に満ちた反対意見が出されました。
7月全国保育集会(埼玉)、現業総会(熊本)、8月自治労大会(大分)に至る全過程が、現場の怒りで自治労本部を打ち倒し、闘う労働組合の力で国鉄・公務員決戦の爆発をかちとる空前の決戦となりました。
第二に、安倍政権と自治体当局は改悪地方公務員法と「給与制度の総合的見直し」で人事評価を押し立て、民営化・外注化と首切り、強制配転、賃下げ、団結破壊の攻撃を全面化させています。これとの激突が始まりました。まさにその時に自治労本部は、「公平・公正な人事評価制度」の推進を掲げてこれに率先して協力しようとしているのです。自治労本部をぶっ飛ばし、絶対反対の闘いを巻き起こす時です。
人事評価が労働者のためになるなどと誰も思ってはいません。労働者の団結を破壊する新自由主義攻撃そのものです。国鉄解雇撤回と一体で、人事評価による再任用解雇の撤回を求めて闘う新潟市職の斎藤実さんのアジテーションは、参加者の心に響き渡りました。
大阪市の労働者は、動労千葉の外注化阻止・非正規職撤廃、組織拡大の闘いと結合し、橋下徹大阪市長の労組解体・全面民営化と激突して現場労働者の新たな闘う団結を生み出し、上下水道民営化を完全破綻に追い込みました。団結破壊に対しては、労働組合の闘う団結と絶対反対のストライキで立ち向かうことこそが勝利の道です。
戦争と改憲の安倍を打倒する闘いは、大崩壊を始めた新自由主義の憎むべき擁護者としての本性をむき出しにする自治労本部を倒し、全国の職場に闘う労組拠点・青年部建設を進めることと一体です。自治体労働者は6・8国鉄全国集会に大結集し、階級的労働運動の新たな出発をかちとりましょう。労働組合を現場労働者の手に取り戻し国鉄・公務員決戦の爆発でJR体制打倒、安倍打倒に突き進みましょう。(K)
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