「エジプト革命に続こう!」の声広島の街に響く
広島の国際婦人デー集会は、3月6日午後1時から市内アステールプラザで集会、その後、雨の中元気にデモ行進を行った。「エジプト・中東革命に続こう!」と「戦争と大失業の菅政権を倒そう!」の鮮明なスローガンを掲げて、51名の参加で勝ち取られた。
反戦被爆者の会の下田禮子さんの開会あいさつを受け、婦人民主クラブ全国協広島支部から「中東・全世界で資本主義体制が崩壊している今こそ、ロシア革命の口火を切り開いた国際婦人デーの革命的精神をよみがえらせて闘おう。戦争と大失業の菅政権との対決――とりわけ国鉄方式での保育所民営化、首切り・非正規職化の攻撃を国鉄全国大運動と一体でたたかおう」と基調提案し、さっそく、エジプトからの広大留学生モハメドさんの特別アピールに移った。
モハメドさんは、エジプト革命の映像を写しながら、ムバラク政権の下で長期に続いた強権支配と高い失業率と物価高騰に対する青年労働者、学生の怒りが頂点に達して闘われた革命だとアピール。権力の別働隊が騎馬隊でデモ隊に突入してきた時の決死の攻防や、官製労組の支配を打ち破ってかちとられたタハリール広場の労組による自治・運営の様子、またキリスト者が宗教的枠をとっぱらって闘おうと演説している映像などなど、参加者は、モハメドさんの「変えようとする意志があれば、どんなに困難でも変えられる」のメッセージに熱い連帯の大きな拍手を送った。
その後、セイブ・ザ・イラク・チルドレン広島、高陽第一病院労組、広大生、広島連帯ユニオンのメンバーがそれぞれ闘う決意を表明して集会を終えた。(広島・I)
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