関西で国際婦人デー集会、八尾市の会場に熱気あふれる
3月5日、大阪府・八尾市のプリズムホールで「3・8国際婦人デー集会」が婦人民主クラブ全国協・関西ブロックと関西労組交流センター女性部の共催で開催された。
動労千葉からのメッセージが読み上げられた後、婦民関西ブロック代表の山本美知子さんが「エジプト革命に続こう! 3~4月の闘いで菅民主党政権を打ち倒そう! 女性、すべての民衆をプロレタリア革命に組織しよう!」と題して基調報告を行った。
山本さんは「ロシア革命の口火を切った3・8国際婦人デーにおける女性労働者のストライキ・デモと、今エジプト革命で闘われていることはまったく同じです。職場・工場における労働者の組織化の日常不断の闘いが官製労働組合の支配を打ち破り、闘う労働組合による革命に結びついている。路上に投げ出されて命を落とすか、戦場で殺されるしかない、こんな資本主義はもう終わってる! この時代に革命を絞め殺す連合や日本共産党や既成女性運動を打ち破り、職場から菅政権もろとも資本家どもの腐りきった社会をひっくり返そう! その基軸こそ国鉄全国運動だ。絶対許さないという動労千葉の北嶋君の言葉は、労働者をモノのように使い捨てる社会への非和解の怒りであり、すべての職場に共通の怒りだ。60万保育労働者の『国鉄型』解雇=子ども子育て新システムを、体制内をぶっとばして阻止しよう」と力強く訴えた。
続いて関西労組交流センター女性部を代表して、八尾北労働組合の灰垣美佐子さんが「新自由主義によるむき出しの攻撃が襲いかかる今こそ、女性部の位置が死活的。闘う労働組合を甦らせ、エジプト革命に続きともに日本革命に突き進みましょう」とアピールした。さらに4月の市議選に打ってでる末光道正八尾市議があいさつに立ち、「エジプト革命は世界革命への道が分水嶺を越えたことを示している。TPP推進や大増税、そして八尾北医療センターつぶしの菅政権や田中市政を打倒しよう。市議選に勝利して労働者、とりわけ青年・婦人を獲得しよう」と決意を述べた。
フリートークでは、西郡住宅闘争を闘う地元・西郡の住民、3・20全国闘争の先頭に立つ全学連の学生、関西各地で保育新システム攻撃と闘う保育労働者、国鉄闘争全国運動の中軸を担う国鉄労働者、教育の民営化と闘う教育労働者などが次々と発言に立った。とりわけ子ども子育て新システムとの闘いにおいて、「日本共産党・全労連は『よりよい保育所を』などと、一見新システムに反対するポーズをとっているが、彼らこそが自治労以上の推進部隊となっている。『保育労働者の首切り攻撃』としてはっきりさせ、絶対反対で闘おう」という保育労働者の職場からの訴えが参加者の胸を打った。最後に青年労働者のアピールが行われ、団結がんばろうで熱気あふれる集会を締めくくった。
集会に先立ち、近鉄八尾駅前で街頭宣伝が行われ、リレートークでの「八尾をタハリール広場にしよう!」という訴えが道行く人を釘付けにし、至る所で討論の輪ができた。ここにもエジプト情勢がある! このうねりを3・20代々木公園につなげよう!(関西・K)
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