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労農連帯の旗掲げ、「市東さんの農地を守る会・新潟」を結成

s20160323a.JPG3月13日、新潟市内で「市東さんの農地を守る会・新潟」結成集会が22名の結集で開かれた。集会冒頭、司会を務めた新潟地域一般労組の鰕名一男委員長が、「私は85年10・20戦闘で逮捕され、3年半の獄中闘争を経験した。三里塚闘争を労働組合としてしっかりと取り組んでいきたい」と決意表明。動労総連合・新潟の坂場信雄特別執行委員は、昨年30年ぶりに三里塚の地を訪ねて「市東東市さんの『闘魂ますます盛んなり』を自分も貫きたい」と語った。
 集会には、市東孝雄さんから「祖父の代から100年耕作してきた畑は、私にとって命そのものです。この地で農業を続けることが、私の生き方であり闘いです。みなさん、どうか力をお貸しください」とあたたかいメッセージが届き、紹介された。

続いて、「三里塚大地の乱 2014」のDVD上映と、全国農民会議世話人の秋山和雄さんから「三里塚闘争50年の地平」と題した講演。秋山さんは元現闘として活動していた経験談をふくめ、本当に勝利してきたことを実感をもって話された(写真)。
 参加者は、日本の階級闘争で果たしてきた三里塚闘争の重要な役割、敵の攻撃をすべて粉砕し「絶対反対同盟」として闘っている偉大な地平、この反対同盟を壊滅できない限り成田空港建設ができないこと、国際争闘戦と成田空港の地盤沈下で日帝は焦りにあせっていることを、あらためて確認した。事業認定が失効し、反対同盟が堅固に存在している限り、三里塚闘争は日々勝利を積み重ねている。世代を越えて闘いが50年続いている素晴らしい地平に、全参加者が確信をもった。青年労働者からは「ぜひ三里塚に援農に行ってみたい」という意見も出された。
 最後に、新潟県労組交流センターの仲間が「市東さんの農地を守る会・新潟」の会則と活動方針を提起。これから署名街宣や三里塚闘争の掘り起こしなどを行っていくことを確認した。当面、3・27三里塚全国集会への結集とともに、「最高裁緊急5万人署名」をしっかり取り組んでいく。
 「守る会・新潟」の結成は、三里塚闘争をあらためて労働組合としてしっかり取り組んでいく契機になった。反対同盟とともに三里塚闘争の勝利まで、労農連帯の旗を掲げて闘い抜くことを宣言する集会としてかちとられた。(新潟・Y)

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