広島で原発に怒る１５００人のデモ！

　４月24日、「原発なしで暮らしたい100万人アクションinヒロシマ」が開催され、1500人が原発反対の集会とデモを打ち抜きました。「原発反対」「人災」など自前のプラカードを用意してきた参加者があふれる会場で集会。集会の中で圧巻だったのが、被爆医師・肥田舜太郎さんのアジテーション！　肥田医師は広島に原爆が投下された後、プレスコード下で被爆者の治療を行ってきた医師。「核兵器は使ってもいけないし、作ってもいけないと同時に、原発だってもう許すことはできない。」「民主党の議員の60％が原爆を持つべきだと言っている」「マスコミに出ている御用学者は原発を推進してきた学者だ」「福島原発の事態は政府の責任だ」と政府を弾劾！　集会参加者が静かになって真剣に聞き入っている発言でした。 

　集会中、私たちは沿道でヒロシマ・フクシマ発の反原発1000万人署名を集めました。討論の輪が絶え間なくでき、署名用紙を束で持っていって会場で集める人や、ＨＰから署名用紙をダウンロードして、集めて持ってきてくれる人も。680筆の署名がその場で集まりました。
　集会後のデモ行進は、デモを待っていたと言わんばかりの熱気！　広大の新入生も「原発即時停止・廃止」の幟を持って、意気高く初めてのデモ。主催者の一部が「これはデモではない。ピースウォークだ！」と制動をかけ、シュプレヒコールについて「東電の責任追及や浜岡原発については言うな」と怒りを押さえつけようとしましたが、そんなの関係ない。「原発はいらない！」「未来を変えよう！」という叫びが広島の街に響き渡りました。「上関原発を止めることができるのは今だ！　まだ間に合う！　みんな一緒にやろう」と沿道の人々に地声で呼びかける若者がいる！　反原発デモを規制しようと警察が阻止線を張って来る中、それをものともせず若者や子連れの母親など、どんどんデモの飛び入りが増えていきました。若者には菅民主党政権や今の社会に対する怒りが溢れています。
　今、誰もが怒りを持ち、行動方針を求めている！　被爆地ヒロシマの労働者・学生は、原発で労働者を被曝させながら核を保持しようとする民主党政権・電力資本を絶対に許さない！　原水禁・原水協は、連合と日本共産党スターリン主義の支配の下で、福島原発事故に対して怒りの声ひとつあげず、被爆者に「沈黙」を強制している。この状況を打ち破るのは、闘う労働組合であり、闘う学生運動の登場です。だからこそ、全国でヒロシマ・フクシマ発の1000万署名を軸に職場・キャンパス・街頭で団結を作ろう！　８・６ヒロシマへ！　広大はその最先頭で頑張ります！（広島大学　池田真弓）