「国鉄1047名解雇撤回」掲げ、北海道でメーデー参加者に訴え
5月1日、東京をはじめ全国各地での「反失業・反原発メーデー」への決起と結合し、国鉄闘争全国運動・北海道は、連合メーデーに結集する労働者への情宣に決起しました。激しい雨にもかかわらず、タブロイド・ビラの受け取りは昨年以上でした。これは、大恐慌下の大震災・大失業情勢によって、労働者の意識に大きな変化が生じているからだと思います。現に北海道でも、観光業や製造業で震災や放射能の影響による休業や解雇が始まっています。北電泊原発の防災体制も福島第1原発と同レベルでしかありません。
会場に入る労働者に向かって、「3・11大震災と福島第1原発事故は新自由主義と御用組合の犯罪だ」「国鉄1047名解雇撤回闘争で闘う労働組合を甦らせよう」「労働組合が闘えば原発は止められる」「6・5集会に結集しよう」と訴えました。動労千葉の外注化阻止闘争や全学連の東電抗議闘争、被災現地の仲間の奮闘の写真を貼ったパネルに注目が集まり、足を止めて見入る労働者が大勢いました。タブロイドをぱっと見て、「仲間の分も欲しい」と言ってくる労働者もいました。
今回は、連合・北海道はデモを自粛。北電労組など連合幹部が、労働者の怒りの爆発に恐怖したからだと思います。北電労組は、「泊発電所3号機の試運転開始や『プルサーマル計画』への理解促進に向けた活動……など、電気事業の根幹を成す諸課題に各単組・組合員の理解・協力のもと対応を図ってきました」と未だブログに掲げています。
例年、会場の入り口でビラまきを行っていた国労北海道闘争団やJR総連も、今年はそれを中止。だが、「国鉄1047名解雇撤回」のノボリを見て、「おっ、国鉄闘争か!」と感動する労働者が多数いたのです。大震災・大失業情勢だからこそ、労働者は団結を強化して資本主義の息の根を止める闘いに立ち上がらなくてはなりません。国鉄闘争はその団結の柱です。1047名闘争にとことんこだわって闘い、6・5集会に総結集しましょう。(北海道J・S)
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