星野全国総会第一日、「再審を行え!」の声、霞ヶ関にとどろく
星野文昭さんを自由に! 2011全国総会に先駆けて、霞ヶ関デモが150人で闘い抜かれた。午前11時半、東京・日比谷公園霞門には全国の再審連絡会議の「フリー星野」ののぼりが林立し、労働組合の赤旗と濃紺の全学連旗が力強くたなびいた。
杉並の狩野満男さんのリードで星野暁子さんを先頭に、被災地の福島、宮城、大阪、岡山、広島の救う会、さらに動労水戸、全学連、三里塚現闘がアピール。5月28日に全国23番目の会として結成された東京北部の会も力強く発言した。
最後に沖縄から参加した共同代表の平良修さんが「冤罪を正義に照らして解決せよ! 星野再審をかちとることは沖縄を解放につながる。全国の私たちの人間解放につながる! 東京高裁はここに集まったたくさんの旗を見て恐れています。さあ、デモに出ましょう!」
デモはまず東京高裁へ「星野再審を行え!」と声を張り上げ、さらに文部科学省に向かって「福島原発を止めろ! フクシマの子どもたちをモルモットにするな! 20ミリシーベルトを撤回せよ!」と怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。経済産業省の原子力安全・保安院にも「海江田発言弾劾! 安全宣言許さないぞ! 菅政権を打倒するぞ!」の声がとどろいた。まさに反原発と星野闘争を一体の闘いとして、星野デモは貫徹された。
高裁デモの高揚を引き継ぎ、午後2時から港勤労福祉会館で2011星野全国総会が始まった。「3・11情勢と対決し獄中の星野さんとともに新たな星野闘争の第一歩となる全国総会をかちとろう!」「皆さん、元気いっぱいにやりましょう!」――確信に満ちた司会のあいさつが開会を宣言した。
「今は人生の中で最高の状態を生きている、一歩一歩高め充実させ生きているという実感をもって日々を過ごしています」と言い切る星野文昭同志のメッセージを読み上げた星野暁子さんは、「3・11以降、文昭は日々変わっています。何より変わったのは、あと2、3年で自分は出るつもりで頑張っていると言っていることです。皆さん、3年で文昭を取り戻す闘いへと発想を転換させて闘いましょう!」と呼びかけた。まさに私たちの未来をかけた闘いとして星野文昭同志を取り戻す時が来た!
きょう、あすの星野全国総会を成功させよう!(M)
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