1047名闘争は終わらない! JR東日本の株主総会弾劾行動打ちぬく
6月23日、JR東日本の株主総会が開かれたホテルニューオータニにほど近い四ツ谷駅前を制圧し、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんを先頭に、「共に闘う国労の会」と労組交流センターの労働者は、株主総会を直撃する宣伝行動に立った。
この日の闘いは、国鉄1047名解雇撤回闘争は断じて終わらないことをJRに突きつけるものになった。
JR7社は6月13日、昨年4・9の政治和解に基づき国交省が闘争団員の雇用を要請したことに、即座に拒否の回答をし、「不採用問題は最高裁判決で……解決済み」「採用を考慮する余地はない」とする各社社長連名の文書を政府に手渡した。他方、最高裁は6月7日、和解を拒否して鉄建公団訴訟を闘う3原告に対し、上告棄却の超反動決定を下した。和解に応じた闘争団員には「雇用ゼロ」を突きつけ、和解を拒否した闘争団員には最高裁決定を振り下ろして、1047名闘争を抹殺しようとするたくらみだ。
マイクを握った小玉さんは、「われわれは裁判になんの幻想も持たない。どんな判決が出ようと解雇撤回まで闘いぬく」と断言。羽越線事故の補償もしていないJRが、検修外注化でさらに安全を解体しようとしていることに怒りをたたきつけ、さらにJR資本と電力資本が同根であることを暴いて「原発犯罪者は全員、監獄にたたき込むべきだ」と声を強めた。
4者4団体幹部は、株主総会に対する闘いを完全に放棄し、そそくさと株主総会に向かった。JRの回答が「雇用ゼロ」であることは、「雇用の保証はない」という4・9政治和解を受け入れた時から分かっていたことではないのか。「雇用ゼロ」と「闘争団の組合員籍はく奪」で1047名闘争を終わらせてなるものか。闘う労働者の訴えはさらに力がこもった。
昼にはJR東日本本社前に移動し、JRを徹底弾劾する1時間半の宣伝行動を貫き、この1日の行動で1000枚のビラをまききった。(K)
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