動労千葉が第4波スト、貨物本社抗議行動に決起
動労千葉は3月19日、「貨物定昇廃止・ベアゼロ攻撃打破!」を掲げて春闘第4波ストに決起し、200人の組合員・支援の結集でJR貨物本社(千代田区飯田橋)への抗議行動を貫徹した。
10年連続ベアゼロの上に今年は定期昇給ストップ・ボーナス3カ月! こんな回答がどうして許せるか! 会社は「定昇なし」方針を撤回しろ! JR貨物で働く地上勤務者はこの日午前8時半から怒りのストに入った。午後1時から全水道会館(水道橋)で「スト貫徹!総決起集会」が全支部の組合員と支援の結集で開催された。
あいさつに立った田中康宏委員長は、春闘情勢全体をふまえ「貨物会社の定昇廃止攻撃は決定的に重大だ。これは乗務手当廃止を含めた賃金制度全面改悪の始まりだ」と貨物会社の姿勢を厳しく弾劾した。現場組合員からも「分割・民営化の矛盾が貨物会社に集中しているが23年間、経営陣は責任を取ったことは一度もない」「分割・民営化そのものが間違いだったということだ」「定昇廃止は青年の未来を奪う大攻撃。性根を据えて闘おう」と怒りと決意に満ちた発言が続いた。
集会を終えた組合員と支援部隊は貨物本社前に移動し、繰り返し怒りのコールをたたきつけた。そして長田敏之書記長や貨物会社で働く組合員が次々とマイクをとり、JR貨物を弾劾した。法政大から駆けつけた倉岡雅美さんは「定昇廃止・ベアゼロ攻撃は青年と学生の未来を奪う攻撃だ。私に対する1年間の停学処分を粉砕し、学生はどこまでも6千万労働者階級とともに闘う」と熱烈な連帯アピールを行った。
動労千葉争議団の中村仁さんは、1047名闘争解体策動に対して「これは全労働者を総屈服させるための攻撃だ。労働者としての誇りをどこまでも貫き、JR資本を追いつめ、全国の労働者の怒りをひとつに結集して闘おう」と鮮明な決意を示した。
最後に大竹哲治副委員長が翌日の3・20デモ、3・28三里塚闘争への決起を呼びかけ、団結ガンバローで闘いを締めくくった。(O)
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