労働者の組織化に確信 動労総連合青年部が大会
7月25日、動労総連合青年部の第4回定期大会が千葉市のDC会館で開かれ、各単組の青年部員たちが集まりコロナ情勢に立ち向かう議論をつくした。
渡辺剛史副部長(動労千葉)が「コロナ情勢で、JRに限らずいろんな職場でさまざまな様々な攻撃が吹き荒れる中、この大会が開けたことをうれしく思います。活発な討論で親睦を深めていきましょう」と開会を宣言。照沼靖功書記長(動労水戸)が「会社が『労組なき社会』に向けた攻撃をかけている。なぜ自分たちが動労総連合にこだわっているのかを一人ひとりがはっきりさせよう」と訴えた。
来賓のあいさつを動労総連合の川崎昌浩書記長(動労千葉)が行い、「国鉄分割・民営化でつくったJR北海道、JR九州、JR四国は経営破綻状態。千人以上が一時帰休という新たな情勢での闘いに入っていく。青年部の皆さんには国鉄労働運動の復権へぜひ先頭に立ってほしい」と激励した。
山田和広部長(動労西日本)があいさつに立ち、「これからの総連合を牽引(けんいん)し、JRの全労働者を組織する闘いをつくりだすための青年部です。具体的に闘いを進めていこう。さらに戦争に反対する取り組みも、全国の青年の先頭で闘っていきたい」と呼びかけた。
討論では、解雇撤回をめぐる労働委員会闘争の現状や、職場でのコロナ対策をめぐる資本とのやりとり、職場前でビラを受け取った労働者が単組に加入して団体交渉を闘ったこと、地域の合同労組にJR職場から労働相談の電話があったことなどが話され、それらをめぐって議論が盛り上がった。
労働組合として登場すれば、職場の状況に怒る労働者と必ずつながれるという確信をつかんで、これから1年を闘う決意を固めた。
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