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関西生コン弾圧、13人全員の保釈奪還かちとる!

s20110726a.jpg 13人ものデッチあげ逮捕としてかけられた全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への5・11弾圧について、7月22日、不当逮捕・起訴された13人全員の保釈奪還が勝ちとられた。これまでの関生弾圧では、保釈条件で「組合活動禁止」などの不当な条件をつけていたが、今回はこうした条件を一切つけさせなかった。まさに決定的勝利だ。
 これは、7月17日の大阪中之島剣先公園に1000人を結集した反弾圧集会と大阪府警への大デモ(写真)がかちとった実力奪還の勝利である。そしてなにより当該組合員の完黙・非転向の獄中闘争と、139日の「産業ゼネスト」を打ち抜きゼネコン支配を打ち破ってきた関生支部の産業政策闘争がつくりだした画期的勝利である。 

 7・17集会で結集を呼びかけられた7月20日午前10時からの第1回公判には、9時前から100人をこえる関生組合員が結集。総数で150人をこえる結集で大裁判闘争が闘われた。裁判は大法廷で開催され、13人の被告と組合員・支援とが大合流した。13人全員が「威力業務妨害はない」「正当な組合活動だ」「逮捕・拘留・起訴は不当弾圧であり全員が無罪だ」と意見陳述を叩きつけたのだ。この公判闘争後に保釈が決定されたのだ。
 5・11弾圧では、大阪府警が関生会館のガサにマスコミを組織して反動的キャンペーンを画策したり、関西宇部への行動に「参加した組合員全員を逮捕するぞ!」と恫喝したりと、まさに3・11情勢下での労働運動絶滅攻撃として国家権力・資本家階級の総力をあげた攻撃が展開された。今回の勝利は、労働組合が団結して闘えば、いかなる弾圧にも勝利することができることを明らかにした。労働者の団結した力は国家権力をぶっ飛ばすことができるのだ。
 関西生コン支部はこの勝利を受けて声明を発し、その中で「第2次関西宇部事件は依然として公判中であり、13名の無実を証明する闘いはこれからです。事件がつくられた要因となった、関西宇部社の〝労働協約不履行〟や、〝協同組合を建設・セメント独占が支配して中小企業の経営基盤を揺るがすこと〟の改善を求めるのは産業別労働組合として当然の取り組みであり、この業界で働く仲間全ての労働条件向上を目指すものです。私たちはこれからも、 業界全体の地位向上、ひいては労働者全体の地位向上のために運動の手を休めません」と結んでいる。闘いはこれからだ。5・11弾圧完全粉砕・無罪獲得、労働者が社会の主人公になるまで闘い抜こう。(K) 

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