板橋区は自衛隊に名簿渡すな 自衛官募集業務に反対/板橋 自治体労働者先頭に反戦デモ
今秋、東京都内各地で波状的に取り組まれる反戦デモとして、9月16日、板橋で反戦デモが闘われた。
「関東大震災朝鮮人虐殺から100年―戦争と入管法改悪を問う9・16講演集会in板橋」は、改憲・戦争阻止!大行進東京北部実行委員会と大行進板橋実行委員会の共催で開かれた。
在日朝鮮人2世の高二三(コイサム)さんと大行進運動呼びかけ人の福島尚文さんを迎えた集会は、チラシやネットで知った板橋区民や東京各地の大行進の仲間も続々集まり、会場からあふれた。デモも含めると100人近くになった。
冒頭、動労千葉の川崎昌浩執行委員が、東京・日比谷で開かれる11・19全国労働者集会への大結集を訴えた。基調報告では主催者が、世界戦争が始まった状況の中、戦争を止める闘いを板橋から開始するために集会を開催したと訴えた。
集会は、高さん・福島さんの講演を通して100年前に問われた日本とアジアの労働者階級の分断と国益主義・排外主義による戦争体制づくりを拒否し、国際連帯と反戦闘争の力で岸田政権を倒し戦争を止めようと誓い合う場となった。
板橋区での「自衛官募集業務」反対署名運動の報告があり、区内の労働組合で処分攻撃と闘う労働者たちが力強く決意を語った。
最後に9・23反戦デモから11・19労働者集会に向けて闘おうと確認し、デモに出発! 「国際連帯で戦争とめよう」の横断幕を広げた反戦デモは、昨年秋から自衛隊への青年名簿の抽出・提供を行っている板橋区役所に向かい、現場の労働者と地域の労働者が一体となって「名簿を提出するな!」と怒りの声を上げた。板橋では初の本格的な反戦デモだったが、商店街の反応も良く、沿道の人々も注目、参加した誰もが反戦デモの威力を実感することができた。
9〜10月、反戦デモを連続的に闘いとり、大行進運動のうねりを大きくし、11・19労働者集会の大結集をかちとろう。
■東京各地のデモの日程
9月30日(土)大井町、午後2時、品川中小企業センター/10月7日(土)新小岩、午後5時、JR新小岩駅南口/14日(土)高円寺、午後3時、JR高円寺駅南口/15日(日)首都圏教育労働者反戦集会&デモ、午後2時、台東区民会館8階/21日(土)国際反戦デー・新宿デモ、午後3時、新宿アルタ前/29日(日)八王子/11月3日(金)阿佐ケ谷/4日(土)板橋/5日(日)吉祥寺
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