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鈴コン解雇2カ年集会 解雇撤回もぎりとるぞ 団結しブラック企業粉砕へ

20131208a-1.jpg 11月30日、鈴木コンクリート工業分会支援・連帯共闘会議の主催した「鈴コン解雇2カ年総決起集会」が、赤羽会館を満杯にする125人の参加でかちとられました。
 冒頭、共闘会議の呼びかけ人で、強力に連帯してともに闘い抜いてきた関西生コン支部の高英男副委員長が11月23日に逝去されたことが報告され、全参加者が高さんの遺志を引き継ぎ、この悲しみを闘う決意にかえて進むことを誓い合いました。 

 本集会をもって東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の3役解雇との闘いは丸2年、共闘会議結成から1年半となりました。この2年間の鈴コンの「火花」としての闘い、すなわち支援・共闘を求める活動は、首広連(首都圏広域労働組合連絡会)を生み出しました。さらに9月には首広連と青年が合流して「首都圏闘う労働組合生きさせろ会議」(ストライキ会議)が結成され、いわば職場を教室とした労働学校の具体的な実技としての活動が始まっています。
 世代を越え、産別の違いをのりこえ、団結がどんどん拡大しています。これは新たな労働組合づくりの闘いとして決定的です。そのすべてが一堂に会する集会となりました。
 集会は、共闘会議呼びかけ人の花輪不二男代表の主催者あいさつから始まり、三角忠さんの呼びかけ人あいさつ、動労千葉・動労水戸・動労千葉OB会会長の連帯あいさつ、弁護団の藤田正人さんのあいさつ、基調提起、事務局提起、カンパアピール、ともに闘う現場からの発言、鈴コン分会全員の決意表明、伊藤晃さんの閉会あいさつまでノンストップです。青年労働者の司会のもと、怒りとともに深い団結から生まれる明るさに満ちた発言の数々でした。
 集会のメインスローガンとして前面に押し出された「ブラック企業粉砕」の闘いは、特に非正規労働者の内在的な怒りが爆発し、その姿を現したことを示しています。現場で闘う労働者の生の発言は、それを次々と鮮明にしました。これは時代を塗り替える闘いそのものです。
 「労働者は必ず団結して立ち上がり闘いに決起する」ことが、さまざまな産別・職場で「同時進行」のように現れました。不当労働行為を許さない職場闘争、あるいはユニオン分会のストライキによって、青年労働者が燎原(りょうげん)の火のごとく立ち上がりつつあります。
 参加者の誰もが、鈴コン分会とともに自分たちの闘いで2013年の国鉄闘争の歴史的地平を切り開いてきたこと、年末年始から=2k=14=wa=春闘を爆発させよう、過労死にまで至る外注化・非正規化・低賃金・長時間労働を絶対許さないという決意を固めました。資本や資本の手先にあるやつは倒して当たり前なのです。
 また“本家”鈴コン分会の解雇撤回闘争も核心的な局面を迎えています。労働委員会、裁判をめぐる闘いが会社側を徹底的に追い詰めていることが報告されました。
 社長追及する12・11公判へ
 次回12月11日の公判ではついに鈴木富美子社長と御用団体(SJK)の代表を証人として法廷に引きずり出します。社長は裁判の陳述書で「解雇した分会員らが職場に戻ってきたらおしまいだ」と悲鳴を上げています。ここで敵をズタズタにして職場支配権を奪い返し、そして国鉄決戦と一体で解雇撤回の勝利を必ずもぎりとり、職場に凱旋(がいせん)する展望が明らかにされました。
 しかし最も重要なことは、鈴コンの職場での攻防であり、あくまでも闘いの基軸・主戦場は現場です。すでに09年の組合分裂破壊攻撃の中心人物は消耗の末、逃亡しました。非正規職労働者の60歳「定年」解雇や賃下げと徹底的に闘い、職場で組織を拡大することが解雇撤回の勝利も決します。鈴コン分会とともに闘おう。(東京 Y・N)
 

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