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11・13大阪 韓国ゼネストに連帯し集会 〝安倍・橋下を打倒する〟

 11月13日夜、大阪中之島公会堂前で韓国民主労総ゼネスト連帯集会が行われ、関西各地から100人が参加した。雨が降りしきる中、労働者・学生の熱い訴えが夜の大阪にこだました。
 集会の冒頭、司会をつとめた豊中市職の労働者が「日本の労働者は民主労総のゼネスト決起と11月労働者集会で団結した。安倍による朝鮮侵略戦争は労働者の団結で止められる! 労働者の最先頭で階級の利害をかけて闘い、階級的労働運動をつくりだそう」と宣言した。

 続いて大阪市職の青年労働者は「橋下市長による2人の労働者への分限免職攻撃に対して、今、現場労働者の怒りが形になろうとしている。労働者を分断し『能力がない』などと見せしめ的に解雇してきたが、逆に現場から抗議声明がたたきつけられた。大阪府・市ダブル選挙で労働者には『自民党か、維新か』という選択が突きつけられているが、労働者の本当の回答はゼネストで闘うことだ」と鮮明に提起した。
 さらに大阪市教組の青年労働者は「分限免職攻撃までに8名の労働者が指導研修によって自主退職に追い込まれた。自分もこの指導研修を強制されたが、すべての労働者を退職に追い込む攻撃は破産し、分限免職もはね返した。自民党も橋下維新も、労働者を分断し労働組合をつぶそうとしている点で同じじゃないか! 今こそ真の労働者党をつくって団結しよう」と訴えた。
 八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長は「民主労総は無期限のストライキを宣言し、あすの労働者大会から本格的なゼネストに決起しようとしている。世界の労働者はひとつ、国境を越えて連帯する存在だ。八尾北労組は拠点労組としてゼネストを闘える労組となり、労働者の誇りと共同性を奪い返していく」と熱い思いをアピールした。
 動労西日本から原田隆司さんが「動労総連合は12月の大会で全国組織として大きく飛躍する」と宣言した。続いて入管交流集会実行委員会の許用皓(ホヨンホ)さんからの「日韓米の労働者は1%の資本家階級に対して、怒りと誇り、人生をかけて闘っている。これが朝鮮侵略戦争を止める道だ」というメッセージが紹介された。
 訪韓団を代表して、奈良市従の青年労働者が「日韓の労働者は、正規と非正規の団結をかけた同じ格闘をしている。これは労働者が生きられる社会をめざす革命に向かう格闘だ。革命情勢を肌でつかんできます」と力強くアピールした。
 最後に全学連の作部羊平副委員長が「京大ストライキは、学生や労働者こそ社会の主人公であり、未来をつくる存在だと示した。大学はバリケードで闘ったことを『威力業務妨害』などと言っているが、その業務とは軍事研究であり公安警察と一体となった業務じゃないか! 私たちはこのストライキをもって新しい大学をつくる。安倍を倒しこの社会のあり方を根底からひっくり返す闘いに立ち上がる」と訴えた。
 ただちに御堂筋(みどうすじ)デモにうって出ると、街中の労働者が圧倒的に注目し、ゼネスト決起を訴えるデモ隊とひとつになった。
 この行動は、大阪府・市ダブル選挙の真っただ中で打ち抜かれた画期的な闘いとなった。
 大阪ダブル選挙が示したことは、国鉄決戦を軸とした階級的労働運動の前進が支配階級を追いつめ分裂させていること、そして日本共産党をはじめすべての既成政党が朝鮮侵略戦争突入情勢下で翼賛政党になり果てたということだ。まさに革命情勢の急速な成熟である。
 韓国・民主労総のゼネスト決起と日本の労働者階級の闘いは、完全に一体の闘いだ。民営化・外注化絶対反対、非正規職撤廃を貫く階級的労働運動で安倍政権を打倒しよう!
(関西・雨宮博史)

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