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広島でドイツ鉄道労働者と交流会

20151120a-1.JPG 11・1労働者集会に参加したドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部長のクルト・シュナイダーさんら3人のドイツ鉄道労働者が、11月6~7日の2日間にわたって広島を訪問しました。
 ドイツの一行は6日昼過ぎに広島駅到着後、動労千葉を支援する会・広島のメンバーの案内で紅葉が進む安芸の宮島を見学。その後、動労西日本と広島連帯ユニオン主催の歓迎交流会に臨みました。交流会には動労西日本、広島連帯ユニオン、婦民全国協広島支部、広大学生自治会などから30人が参加しました。

20151120a-2.JPG  交流会は、11・1集会の司会を行った広島連帯ユニオン副委員長の矢田三恵さんの進行で行われ、動労西日本の大江照己委員長の歓迎あいさつ後、クルト・シュナイダーさんからの報告を受けました。シュナイダーさんは「皆さんとは初めて会った気がしない。11・1でお会いしたのでは?」とにこやかに語りかけ、広島に来る前に動労水戸を訪問して学んだこと、福島の郡山工場でのビラまきの体験などを報告。「みなさんの闘いの一つひとつが印象深い。大きい闘いも小さい闘いも決然としている」と述べました。クルトさんは、交流会で配布されたベルリン都市鉄道支部のストライキ闘争を報じた『前進』ブログのカラーコピーに感動し、「自分たちの闘いが、このように日本の労働者にも知られているということは、とてもうれしい。これをベルリンの仲間に見せたらものすごく喜ぶだろう」と述べました。まさに国際連帯は労働者階級の力を何倍にもすると実感。
 ドイツの体制内多数派組合から機関士労組へ移った仲間の話、青年労働者獲得の課題など、日本の動労総連合建設といくつも共通する闘いや課題が語られました。「大事なのはその人がどう考えているか、同じレベルで向き合うこと。その人がどう意識をつくっていくかを工夫する。心がけているのは丁寧に説得すること」という、宣伝・扇動の変革にかかわる提起にも学ばされました。
 動労西日本から、岡崎昭夫執行員、山田和広書記長が職場廃止・外注化阻止、非正規職撤廃の闘争報告を行いました。広大学生自治会の学生が「ストをやることで労働者が社会を動かす主人公であることが明らかになる。ストで資本・国家権力と闘う労働運動と連帯し、学生も闘う」と発言すると、クルトさんは「非常に新鮮に今の問題提起を受け止めた。われわれの敵は、日本でもドイツでも資本であり国家権力だ」と応えました。その後、飲食店での交流会も夜11時過ぎまで盛り上がりました。
 翌7日は、原爆資料館、平和公園や、戦時中多くの兵士・武器を港に輸送した旧国鉄・宇品線跡などを熱心に見て回り、労働運動における反戦反核の闘いの重要性を確認して広島を後にしました。
 11・1集会の国際連帯の感動に続く、今回のドイツ鉄道労働者との交流は、広島における動労西日本建設、拠点建設に向けてさらに大きな力を引き出すものとなりました。動労千葉国際連帯委員会のメンバーに感謝します。 (動労千葉を支援する会・広島 A)

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