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動労水戸がストライキ 辻川副委員長の解雇許すな

20170925b-1.JPG 9月22日、JR水戸支社の勝田車両センターで働く動労水戸組合員11人がストライキに決起した。常磐線全線開通阻止9・23いわき闘争と一体の闘いだ。
 9月で定年退職する辻川慎一副委員長のエルダー再雇用をめぐる闘争で、前日のJRとの団体交渉でも決着がつかず、さらに当日の面談でも決裂したことから、動労水戸は正午から終業時までのストを打ちぬいた。午後1時からは勝田車両センター前で抗議集会を行い、ストに決起した組合員と、非番の組合員、支援など20人が駆けつけた。

仲間へ渾身の訴え
 抗議集会では当該の辻川副委員長が車両センターの仲間へ渾身(こんしん)の訴えを行った。
 「私は9月いっぱいで定年を迎えます。JR水戸支社は私に対してMTS(水戸鉄道サービス)の水戸事業所に行ってくれの一点張りです。しかし、今働いている勝田の事業所にも私の仕事はあると言っている」「私が言いたいのは、定年まで一生懸命に働いてきた人間に対して、JRは仕事の中身も言わずに契約しろと言っている、これをOKしろと言う方がおかしくないですか? JR東日本が発足して22年間、JRは私を鉄道の仕事から排除し、組合員から隔離して、動労水戸を破壊しようとしてきた。勝田で検修の仕事をするようになって8年、みなさんと一緒に仕事をできるようになってたったの8年。今度は水戸事業所に一人で行けと言う。私をみなさんと組合員から排除する。そんなことは絶対に認めない」「私は勝田車両センターを提示されるまで絶対に負けません。一生涯使ってもこの怒りは晴らします」「動労水戸は一人の仲間が苦境に入ったら全体で闘う。おかしいものはおかしい、だめなことはだめ。一回きりの人生だ。こういう楽しい労働運動を僕たちと一緒にやりましょう!」
被曝車両入れるな
 石井真一委員長は「JRは2020年4月までに常磐線を全線開通させようとしている。運転士、車掌、保線や信号設備の労働者も被曝させる。そして、被曝した車両を勝田に入れようとしている。そのために職場の中心で闘う辻川副委員長を排除しておこうというのが、JRの狙いです」と攻防の核心を明らかにし、JRを弾劾した。そしてこの間の戦争切迫情勢に言及し「安倍政権は戦争に労働者を動員するために労働組合をつぶそうとしている。戦争をさせないためにも、職場に闘う労働組合が必要です。動労水戸に結集してともに闘おう」と車両センターの労働者に訴えた。
 さらに勝田車両センターの組合員、家族会の辻川あつ子さん、全国労組交流センターの飯田英貴事務局長の訴えが続いた。車両センター内では何人もの青年労働者が立ち止まって、訴えを聞いていた。
 木村郁夫書記長のコールで、辻川副委員長と組合員との分断を許さないとシュプレヒコールをたたきつけ、車両センターの労働者に決起を呼びかける行動として打ちぬかれた。

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