動労千葉が春闘ストライキ
動労千葉は「大幅賃上げ獲得」「業務の外注化絶対阻止」「強制配転者の原職復帰」を掲げて3月14日、春闘第1波の24時間ストライキを貫徹した。JR東日本の全地上勤務者(検修・構内、営業)がストに入った。
組合員は早朝から、スト拠点職場でのビラまきに決起。平成採の労働者に「ストライキは生産を止めて『俺たちこそが職場の主人公だ』『社会の主人公だ』ということを示す闘いだ」「今こそ東労組と決別し誇りと団結を取り戻そう。動労千葉に結集しともに闘おう」(日刊動労千葉 3月14日付)と呼びかけた。
その後、一部業務の外注化が強行された京葉車両センター(千葉市、習志野市)門前に全支部から100人の組合員が集まり、怒りの声をたたきつけた。JR千葉支社は2月から、千葉管内で初めて京葉車両センターでの車輪転削業務外注化を強行した。車輪の転削業務は危険と隣り合わせで ある上、車両を安全に運行するためにきわめて精密な作業が問われる仕事だ。動労千葉は、こうした業務を徹底した低賃金で外注化したJR東日本の安全無視の姿勢を徹底弾劾した。
午後には千葉県労働者福祉センターでスト貫徹総決起集会が開かれ、200人を越える組合員が参加した。
あいさつに立った田中康宏委員長は「今日のストは、いまの時代の中で"労働組合とは何か"を世に問うストライキだ。労働組合がしっかりしていれば尼崎事故などおきなかったはずだ。外注化もライフサイクルも、東労組の裏切りなしに提案すらできなかった」と述べた。そして、前日13日に 東京地裁で出された鉄道運輸機構訴訟をめぐる反動判決を徹底弾劾しながら「1047名闘争でも労働組合の構えが問われている。今日のストは判決への動労千葉の回答でもある」と語った。
川崎昌浩執行委員は交渉報告で、JR東日本が行った930円という回答を弾劾し「ストライキで超低額回答に反撃しよう!」と訴えた。
さらに、スト拠点支部の組合員が続々と決意を表明。昨年10月に動労千葉に結集した青年労働者は「生まれて初めてのストライキ。外注化阻止、組織拡大にむけてがんばりましょう」と述べ大きな拍手を受けた。
行動提起を行った長田敏之書記長は「今日の闘いは第1波、闘いはこれからだ。ライフサイクルの4月実施粉砕へ、全支部でいつでもストライキに入れる闘争体制堅持してほしい。さらに、JR貨物でのベアゼロ打破へ3・18貨物協議会総決起集会に結集しよう」と訴えた。
動労千葉は労働運動の復権をかけ、08春闘ストライキを敢然と打ち抜いた。動労千葉の闘いに続け! あらゆる職場で春闘ストライキに立ち上がろう!
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