怒りのフクシマと強く結び、婦民全国協が全国総会
8月20、21日の両日、大阪市内で婦人民主クラブ全国協議会第28回全国総会が開催され、全国から83人が結集した。総会には、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、労組交流センター全国女性部と八尾北医療センター労組を代表して灰垣美佐子さん、八尾市議・末光道正さん、泉佐野市議の国賀祥司さんが参加され、ともに闘うあいさつが行われた。
福島からは、婦民全国協の福島読者会やふくしま合同労組・市川潤子さん、そして子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの佐藤幸子さんからもともに闘おうとメッセージをいただいた。
総括・情勢・方針は本部から鶴田ひさ子事務局長が提起。特別報告には国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが立ち、3・11情勢下でこそ動労千葉のように外注化・非正規職化と真っ向から闘う労働組合の決定的位置が訴えられ、JR大再編情勢の中での青年部建設の決意が語られた。さらに被災地・宮城から宮城支部の会員2人が立ち、「いまだ被災地は何も片付かない。復興なんてない状態。3・11で自分自身、人生が変わった。生き抜き、闘いぬく中で、戦争も原発もなくすためには社会を変えることだと本当に思った」と語られた。
1日目の討論、夕食交流会、2日目の討論を通して参加の全員が発言。
大恐慌下の3・11東日本大震災・福島原発事故を受けて、6・5国鉄闘争全国運動を土台に、被災地を先頭に今春から今夏8・6広島―8・9長崎、8・15までを全力で闘いぬいてきたことが討論を通して生き生きと報告・総括された。特にロシア革命の突破口を開いた3・8国際婦人デーを強烈に自覚することを通して、3・11後「自粛」や「政治休戦」を打破して直ちに街頭に飛び出すことができたことの大きさを確認した。さらに「時代情勢をしっかりとらえなければ方針は立たない」との丹治孝子代表の檄を受けて情勢について真っ向から討論が行われた。基軸帝国主義米帝の没落、戦後世界の労働者支配の要とされてきた核武装―原子力の平和利用が3・11で崩壊したことをとらえ、労働者民衆が生きられない社会を根底からひっくり返すチャンスであり、反原発が帝国主義を倒す環だと確認した。
その上に立って、怒りのフクシマと強く結び、今秋反原発闘争に思い切って取り組もうと決議。労働者・農民・漁民をはじめ、何より子どもを放射能から守ろうと決起している圧倒的多くの母親たち・父親たちと結びついていくことが確認された。組織拡大で11月労働者国際大会の1万人結集を実現していこう。公務員360万首切りの突破口=保育労働者30万人首切りの子ども子育て新システム反対を組織をあげて取り組んできたが、職場に闘う労働組合をつくり、そこを軸に地域の団結をつくりだす役割を婦民全国協は担っている。3・11から1周年の闘いを来年の3・8国際婦人デー闘争で先陣を切ろう! と熱い討論がくりひろげられ、団結がんばろうでしめくくった。(T)
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