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「雇い止め撤回しろ!」9・29郵政本社へ250人が怒りのデモ

s20110930b-1.jpg 9月29日、非正規労働者への大量雇い止めなどの「郵政大リストラ」攻撃を弾劾する郵政本社デモが行われた。デモは労組交流センター青年部、郵政非正規ユニオン、合同・一般労組全国協議会、労組交流センター全逓部会の4団体共催で行われ、首都圏の闘う労働者250人が参加。雇い止め攻撃との攻防の渦中にある非正規ユニオンの組合員を先頭に「おれたちは人間だ!」「クズ扱いは許さない!」と強い怒りの声をたたきつけた。
 午後6時30分、東京・新橋駅近くの公園に結集した労働者たちは次々と怒りの声を上げた。 

s20110930b-2.jpg この日、ストライキに突入した動労千葉が駆けつけ、関道利執行委員があいさつ。「本日、京葉車両センター構内業務外注化阻止のストに入った。郵政の雇い止めは許せない。ともに非正規職化粉砕で闘おう」とアピールした。郵政非正規ユニオン委員長の齋藤祐介さんは「今日のデモはすべての非正規職労働者の怒りのデモだ。非正規職(制度)をなくそう。『非正規労働』なんて差別なんだと知らしめよう」と訴え、デモ隊は繁華街に出た。
 「非正規職は撤廃しよう!」「雇い止めを撤回しろ!」「労働者はモノじゃないぞ!」「労働者は人間だ!」「クズ扱いは許さないぞ!」
 デモ隊は仕事帰りの労働者でごった返す新橋から霞が関の日本郵政本社ビルへ。多くの労働者が沿道から手を振ってエールを送っていた。本社前でシュプレヒコール。「日本郵政・斎藤社長、日本郵便・鍋倉社長出てこい!」「すべての雇い止めを撤回しろ!」「赤字の責任を現場に押しつけるな!」「追い出されるのは斎藤、鍋倉の方だ!」。本社ビルから出てくる多くの労働者がデモ隊に注目する一方、郵政資本はガードマンや管理職を並べて阻止線を張り狼狽した姿をさらした。
 デモ後の総括集会でユニオン委員長があらためてあいさつ。「若い情熱だけでは世の中を変えられない。青年の心をもった大人たちと僕たち青年が一つになって闘おう」「私も家族の生活を抱えている。闘いの中で絶対負けられないという根性がついた。組合員の団結と信頼が私を支えている」と非正規ユニオン運動の組織化を訴えた。組合員たちも「わいてきた情熱を日本中に広めたい」「実家は福島の原発に近い農家で心配。原発問題も含め闘っていきたい」と思いを語り、支援への感謝を述べた。
 また非正規職の青年労働者は「私も派遣で働いてきた。正規と非正規の賃金差は何なのか? 雇い止め撤回という程度の要求でいいのか。底辺から労働者が闘って社会を変えよう」と訴えた。最後に全逓部会の代表が「非正規職の闘いをJP労組本体に持ち込み、新たな全逓決戦を闘いぬく。11月労働者集会へともに進撃しよう」と訴え、ユニオン委員長の音頭で「団結、勝利しよう!」と締めくくった。(KN) 

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