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動労水戸がいわき市に闘いの拠点・平支部事務所を開設

s20120202a-1.jpg 動労水戸は福島県いわき市に平(たいら)支部事務所を開設し、1月28日、事務所開きを盛大に行った。動労水戸組合員を先頭に、福島や茨城を始め全国から支援・共闘の仲間が結集した。
 JR全面外注化阻止と原発廃止の闘いの拠点として、福島県の浜通りに位置するいわき市に、動労水戸が事務所を構えたことの意義は限りなく大きい。今や原発再稼働の最先兵として登場しているJR資本に対し、動労水戸は新たな闘いの拠点を築いた。
 

 石井真一委員長があいさつに立ち、「動労水戸は昨年、広野に放置されていた汚染車両の検修作業の強制を、2波のストライキと青年の決起で阻止した。JRは昨年12月に常磐線の相馬―原ノ町間の運転を再開したが、検修設備がない中で、勝田車両センターの労働者を原ノ町まで行かせて交番検査をやらせようとしている。これを絶対に許さない。政府・東電は『放射能は大したことない。除染すれば大丈夫だ』と言っている。しかし、原発事故は何も解決していない。原発をすべて止めなければならない。われわれはこのいわきで、地元に根ざした反原発の運動をつくっていく。3・11福島県民集会を圧倒的に成功させよう」と訴えた。
s20120202a-2.jpg 連帯のあいさつをした国労郡山工場支部の橋本光一さんは「郡山工場支部は、組合にも仕事にも誇りを持って闘いを継承してきた。平に動労水戸が事務所を開設したのは、これからの展望を開くもの。郡山と平でともに連帯して闘いたい。3・11に労組の赤旗をなびかせよう」と発言した。
 いわき市内で畜産業を営む農民は、原発事故への怒りを語り、「農民も泣き寝入りせず、国や東電と闘う。平支部開設は心強い。福島の農民と動労水戸との労農連帯をつくり出して闘う」と決意を述べた。
 岡山から駆けつけた動労西日本の山田和広副委員長は、「島根原発の再稼働を許さない」と述べるとともに、JR西日本で相次いで起きている岩国駅構内・車両火災事故や瀬戸大橋線・車両事故は民営化の結果だと弾劾し、「非正規職撤廃へ闘いぬく」と宣言した。
 全学連の斎藤郁真委員長は、「3・11を原発村解体の日にしたい。そのために全国から学生を大量に結集させ、この国を変える闘いをしよう」と熱く訴えた。
 動労水戸平支部の組合員が前列に並び、代表して支部長から、被災支援のお礼と、事務所を拠点に新たな闘いに打って出る固い決意が述べられた。
 3・11の大高揚へ、動労水戸は決定的な突破口をこじ開けた。(KI) 

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