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動労西日本第4回定期大会、非正規職撤廃、組織拡大方針を決定!

s20111220c-1.jpg 12月18日岡山市内で、動労西日本は第4回定期大会を開催した。国鉄闘争全国運動の呼びかけ人の矢山有作さんと大野義文さん、動労総連合から君塚委員長、国労の現場からも仲間が駆けつけた。岡山からも多くの労働組合の仲間が参加し、非正規職撤廃・組織拡大の方針を満場一致で決定した。 

 大江委員長は、「一番大きな闘いとして山田副委員長の解雇撤回闘争がある。中労委でどんな結果が出ようとも、行政訴訟も辞さず闘う。これは、動労西日本だけの闘いではなく、全国の非正規雇用の労働者に訴えかける闘いとしてある。不当解雇撤回・不当労働行為弾劾の闘いを、揺るがない組合方針として闘いぬいてきた。資本主義という停滞を許されない魔物が退治されようとしている。動労西日本が躍り出る時代が到来している。」と提起。来賓代表の君塚さんは、「われわれは4・9政治和解を受け入れることはないし、国鉄全国闘争として、新自由主義・資本主義と闘っていく。山田副委員長の闘いは資本主義に対する闘いだよね。千葉運転区支部長は、『非正規職撤廃も外注化阻止の闘いも、労働者を代表した闘いなんだ。これは崇高な闘いだ。』と言っている。そういう位置づけで、きっちり闘ってほしい。」と挨拶。山田副委員長は、闘いの基調で「組合員の総団結で組織強化・拡大を実現しよう!」と提起。具体的方針として、JR西日本の契約社員制度撤廃・「雇い止め解雇」撤回に取り組んでいくことが確認された。

s20111220c-2.jpg 大会終了後、同会場では労働組合岡山マスカットユニオン第4回定期大会と大野さんの講演会も行われた。

 講演会では、始めに大野さんから「ひとりの解雇も許さないというのが労働組合だ。裁判闘争をやる上では、それは違憲であるという主張、権利としての社会保障が守られていない、あるいは団結権が守られていない、という批判も必要。労働者は、競争しない、怠けない、働きすぎない、仲間と連帯の中での生活、団結の中でしか、人間としての生存権と尊厳が守られない。本来、労働関係は期間を定めないのが基本である。期間の定めのある雇用契約は例外だ。しかし、資本家は短期雇用契約を締結し、反復更新することによって期間の定めのない雇用契約に課せられた解雇制限の適用を免れている。低賃金・雇い止めの恐怖=生活が成り立たないという生存権や労働権を否定する雇用実態がはびこっているが、有期雇用は違憲だ。恒常的な残業は8時間労働の原則を否定する、つまり団結権の否定にほかならない。資本家によるいじめやセクハラやパワハラ、そして労働者を過労死や過労自殺に追い込むなどは、企業犯罪だ。メンタルヘルス不全、労働のあり方そのものを問う視点を!」と提起。会場から活発な質疑応答が行われた。

動労西日本副委員長 山田和広
 

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