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中国烏坎(ウーカン)村の闘い、周辺に拡大

s20111220b-1.jpg 烏坎(ウーカン)村の闘いは、村の食料の備蓄が1週間を切るという中で、不屈に闘われている。村の共産党幹部や警察はすでに逃亡し、武装警官が村を包囲して兵糧攻めを続け、村の食料備蓄はすでに一週間分を切ったといわれている。しかしこうした厳しい局面にあって、「独裁反対」「住民自治」「土地を返せ」を掲げた村人たちの団結はかつてなく高まり、勝利に向けた徹底抗戦を続けている。18日には比較的豊かな農民が、封鎖されていない裏道から食料を大量に買出してきて、村民たちに配っている。闘いの勝利に向けて、村民全員が私財をなげうって、このスターリン主義の非道な弾圧と闘っている。 

s20111220b-2.jpg 「広東省陸豊市東海鎮烏坎村村民臨時代表理事会」は逮捕された村民が出た場合、その家族を村全体で支援することを決議した。そして臨時代表理事会は今週21日に、警察の包囲網を打ち破って再び陸豊市政府にデモをかけることを決定した。「死ぬなら、死ぬまで。市政府にデモをかけて、殺された薛錦波の遺体と土地を取り戻す」と、決死的な闘いを決定した。
 こうした不屈の烏坎村民の闘いは、他の農民の闘いを鼓舞し、連帯闘争に発展しようとしている。周辺の村落は、烏坎村への食料などの支援をしようとしている。同じようにどこの村落も、s20111220b-3.jpg中国スターリン主義の村の幹部によって、自治を奪われ、彼らの私腹を肥やすために、土地をかってに売り払われてきているからだ。
 そしてこうした烏坎村の英雄的な闘いの中で、18日、今度は同じ広東省にある汕頭市澄海区渓南鎮上岱美村の1000人を上回る村民たちが、村の共産党幹部による不正な土地売却とその腐敗を弾劾して、渓南鎮政府へのデモに立ち上がった。烏坎村の弾圧に警察官はすべて出ており、彼らのデモはなんら権力が規制できない事態になったという。まさに中国スターリン主義の支配は破綻を見せているのだ。
s20111220b-4.jpg 烏坎村の労働者と農民の英雄的な闘いは、連帯闘争を生み出し、周辺に波及してあらたな農民と労働者の決起を生み出し、第2、第3の烏坎村の闘いを生み出し、全体での勝利に向かおうとしている。
 大変な激動が中国で始まっているのだ。
 この中国で始まった大激動、労働者と農民の決起に連帯すべく、「外注化阻止」「非正規雇用撤廃」の闘いを貫いて、新たな労働運動の爆発と組織化をかちとろう! (G)

  (())((8(G) (G) 
写真 上から①②…18日の汕頭市澄海区渓南鎮上岱美村の村民デモ
   ③④…17日の烏坎村村民集会 

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