埼玉で肥田舜太郎さん講演会に150人
埼玉では12月11日、さいたま市役所隣のときわ会館で「線量が低ければ大丈夫なのか? 肥田瞬太郎さんに聞く!!」と題する講演会と反原発デモを闘いました。主催は「埼玉反原発アクション」。講演会には150人、その後の浦和駅西口までのデモには200人の仲間が結集し、「原発なくせ!」と怒りの声を上げました。
肥田さんは94歳。広島で陸軍軍医として被爆し、その後、医師として世界の「ヒバクシャ」を診てこられた経験から、低線量・内部被曝の問題を生涯をかけて訴えています。肥田さんは、「広島・長崎は一瞬の大量虐殺しか語られないが、その後の低線量放射線による『ゆっくりとした殺人』こそ、日米政府によって隠された真の犯罪だ。だからこそフクシマも起きてしまった」「内部被曝にはこれ以下なら安全という『しきい値』はない」「一番大事なのは原発を全部止めることだ」「被曝下で生きるためには、労働者がこき使われる社会そのものを、政府を含めて変えなきゃいけない」など、質疑応答も含め3時間近くにわたって講演。94歳とは思えない!
講演会には参加できなかったけれどもデモから合流した人もおり、隊列を増やしてデモに出発しました。乗用車に乗った家族連れ、ベビーカーを押すお母さんたち、バスに乗った女性、スーツ姿の労働者など、多くの人びとがデモに拍手をしたり手を振ったり、すごい注目でした。やはり、安全デマを垂れ流し、原発再稼働に進む野田政権への怒りはあふれていると実感しました。その後行われたアクション会議にも多くの人が残り、これからどうするのかを話し合いました。(埼玉・T)
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