自治労中央委でフクシマの怒り、橋下への怒りがほとばしる
5月24日、翌日まで福島市内で開催される自治労中央委員会会場前に、労組交流センター自治体労働者部会、被災地の福島と宮城の労組交流センター、全学連は16人の部隊で登場し、宣伝活動をやりきった。
「フクシマの怒りと結びつき、新自由主義と闘う労働組合の再生をかけた国鉄闘争全国運動6・10集会への大結集をもって、再稼働阻止・全原発廃炉と公務員全員解雇・総非正規職化狙う大阪・橋下打倒に総決起しよう!」――福島現地の仲間を先頭に、マイクを通して口々に発せられる仲間たちの熱烈な闘いのアピールは、全国から来た多くの参加者の心に響き渡った。
その結果、開会前のわずか1時間ほどの間に大多数の参加者がビラを受け取り、集まったNAZEN署名は90筆に達した。原発立地県の単組代表をはじめ、みな次々と署名に応じ、福島診療所建設の訴えに真剣に耳を傾けた。
新自由主義に対するフクシマの根底的な怒りと結びつくことが、労働運動の再生にとっていかに決定的なことか。中央委員会初日の議論においても、福島現地からは「帰村」宣言と役場や小学校の再開、除染業務など被曝労働の強制の中での自治体労働者の苦しい状況が報告され、青年部からは「大飯原発再稼働阻止を本部は表明すべし」との意見が出された。
また、特筆すべきは、橋下「維新の会」への怒りだ。大阪の現業組合員をはじめ「橋下打倒署名はないのか」という声が多く聞かれた。みな橋下の公務員攻撃に怒りをたぎらせ、闘いの方針を求めているのだ。どんなに自治労中央本部が民主党政権を支える下僕となるまでに腐り果てようと、現場には抑えがたい怒りと闘いの意欲が満ちているということだ。断固、ここに確信を持ち切って、職場から階級的労働運動をよみがえらせよう。6・10国鉄闘争全国運動集会の大結集をかちとろう。(OS)
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